AGAの薬の効果はどの程度あるの?元看護師が語るAGA治療のすべて

AGAの治療をはじめる前にAGAの薬にはどの程度の効果があるのか気になるところです。また実際にAGAのお医者さんで治療を始めたけど効果があるのか心配という人もいるでしょう。そこで今回はAGA治療についてわたしくプニ子の経験を踏まえながらできるだけわかりやすくまとめていきます。お医師さんだと言えないAGA治療の本音や裏側のお話もしていきます。

話し手:AGA治療と植毛業界10年以上のプニ子
利き手:薄毛に悩むタカシ

タカシ
今日はプニ子さんにズバリ!!AGA治療に効果があるのかどうかを聞いちゃおうと思っています。

プニコ
ズバリですね(笑)けどそのテーマはこれからAGA治療を受けようとしてる人も、いま治療中の人もきちんと知ってほしい内容です。私が10年くらい見てきた現場での経験などを包み隠さず伝えていきたいと思います。

AGA治療はどんなことをするの?

タカシ
AGA治療って具体的にはどんなことをするんですか?効果も詳しく知りたいです。

プニ子
AGA治療とは、フィナステリドとミノキシジルを飲む事で薄毛を回復させていく治療です。フィナステリドは、薄毛を引き起こす悪性ホルモンに作用して薄毛の進行をストップさせる薬で、ミノキシジルは髪の毛の成長サイクルを活性化させて髪の毛を発毛させる薬です。この2つの薬の効果を上手に組み合わせたのがAGA治療が画期的なポイントです。抜け毛を減らしながら、太くて元気な髪の毛を生やしていくのがAGA治療です。

タカシ
2つの薬は相性が良さそうですね。

プニ子

はい。薄毛の進行を抑える薬がプロペシア(フィナステリド)で、髪の毛の成長をサポートするのがミノキジルです。この2つの薬を飲み続けると薄毛改善に一定の効果があるので、AGA治療では必ずこの2つの薬が処方されます。ミノキシジルには内服薬(飲む薬)だけでなく、外服薬(塗る薬)もあります。

プロペシア=守りを強くする薬

ミノキシジル=攻めを強くする薬

この2つの薬にはもう少し説明が必要なので、また後ほど説明します。

AGAクリニックでは何をしてもらうの?

プニ

AGA治療ってどんなことをするか意外とイメージが掴みづらいという意見が多いので、AGAの病院やクリニックではどんなことをするのか簡単に説明していきます。ただ薬をもらってそれで終了!ってわけではないんです。

①カンセリングで薄毛のついての悩みを相談できる

AGAクリニックでは、「薄くなった」「抜け毛が増えた」などの悩みを相談することができます。自分の悩みや症状をお医者さんに相談することに対して「恥ずかしい」「気が重い」など抵抗を感じる患者さんが多いですが、お医者さんはその道のプロです。患者さんの想いや悩みが治療に反映されることもあるし、薄毛を回復するため最善のアドバイスをもらえることもあります。逆にお医者さんに見てもらったら、それほど薄毛が進行していなかったというパターンもあります。カウンセリングの際には勇気を出してなんでもお話するようにしましょう。

②お医者さんが薄毛の原因を確認する

カンセリングをしながら頭皮の状態をチェックしていきますが、そこで薄毛の原因がAGAなのかも確認します。

「薄毛の原因って1つじゃないの?」と思うかもしれませんが、薄毛の原因は加齢や遺伝の他に、ストレスや神経系や病気が原因になっている場合もあります。もしも薄毛の原因がストレスや精神面の問題だとしたら、AGA治療で効果を得ることはできません。AGA治療で効果があるのは、加齢や遺伝で薄毛になってしまう若年性脱毛症(AGA)だけです。多くの男性は男性が若年性脱毛症(AGA)なんですが、中にはストレスでの脱毛症を引き起こしている場合もあります。それを見極めるためにも医師によるカウンセリングは重要なのです。

③お薬の効果や副作用の説明を受けられる

診療が終わって薄毛の原因がAGA(若年性脱毛症)だった場合には薬によるAGA治療が可能です。早速フィナステリドとミノキジルのお薬を処方してもらうこともできますので、用法容量をきちんと守ってAGA治療をはじめましょう。薬を処方される前には必ず効果と副作用の説明があります。不明な点や質問があれば遠慮せずにきちんと聞いておきましょう!

④お医者さんに見てもらう方が薄毛を直せる確率があがる

お医者さんの診療無しで薄毛対策をしている人は、お医者さんのカウンセリングがない状態で治療をしているので、いくら薬を飲んでも効果が出てこないことがあります。プロペシアやミノキシジルを飲んでいるのに効果が無い場合にはクリニックで一度カウンセリングにいくことをオススメします。AGA治療では、薄毛の理由をきちんと見極めることがとても重要です。たしかに今は個人輸入などでも薄毛治療ができてしまう時代なのでそれを上手に活用するためにはも、最初はお医者さんで自分の薄毛の原因や進行具合などを診断してもらうようにしましょう。

・無料カウンセリングできるオススメのクリニック

銀クリAGA.com

こんなお医者さんだったら注意が必要

タカシ
クリニックにいくといきなり高額な医療コースをセールスされたり、契約させられたりすることはないんですか?

プニ子

それはありません。もし初回から高額な治療やコースをオススメしてくるクリニックなら注意が必要です。きちんとしたお医者ならまずは基本的な治療からはじめあす。なぜならAGAのお薬が患者さんに合うのか、効果がどの程度あるのか経過を見ていくためです。それを飛ばしていきなり高額なコースをオススメしてくるなんて常識的にありえません!!

タカシ
プニ子さんは、正直ですね(笑)

プニ子

ここは私の中ですごく大切なポイントなんですが、薄毛にすごく悩みを持つ人の心理に漬け込んで高額な医療や育毛剤を売るクリニックも中にはあるんです。むしろ患者さん側からもっと高額な治療をしたいという希望もあります。

しかし私は後悔するような治療をオススメしたくないので、最初は焦らずに効果を出していくように説得しています。急いでも効果は出ません。患者さんにあった治療をしっかりと見つける方が大切です。それが結果的には患者さんの体にもお財布にも無理なくできる治療だからです。

タカシ
焦りは禁物ってことですか?

プニ子

その通りです。抜け毛が増えたり、髪の毛が薄くなると効果がすぐに欲しくなる気持ちはわかります。しかしすぐ効果が出る薄毛治療は存在しません。効果が出るまでに3ヶ月から6ヶ月は必要です。

タカシ
すぐに効果があったなどの口コミや評価を見ることもありますが。

プニ子

髪の毛が元気に生えるようになるには、頭皮の状態の改善だけでなく体質改善も必要です。それには3ヶ月程度かかります。もしも「すぐに効果がでる」などで宣伝しているのであれば怪しいインチキ商品の可能性大です。

タカシ
すぐに効果があるなら試したいって思っちゃいました。

プニ子

そうですよね。育毛剤などは「すぐに効果があった」「一気に髪の毛が生えてきた」などの口コミや評価があります。しかし10年以上薄毛治療を見てきてそんなケース一度もありませんでした。それは医学的にありえません(笑)

タカシ
すっかり騙されるところでした。それはとても大切なアドバイスですね。効果を焦ると無駄なことや、冷静な判断ができなくなるなー。

プニ子

その通りです!AGAの治療をはじめたらすぐに効果が欲しいと思うのが人間の心理です。しかし私はいつも少額の治療でゆっくりスタートしてもらうように説得しています。お金をかけずに効果が出たらそれに越したことはありません。逆に、高額な治療をしたからといって効果が出るまでの時間が劇的に早くなることもないからです

逆に言えば高いお金を出せばすぐに効果が出るというお医者さんやクリニックには注意が必要ということでもあります。宣伝するための常套句ですから!!

タカシ

それはいいこと聞きました。すぐに効果が欲しい。だから金額は目をつむって頑張ってみるかと考えてしまいそうなので。AGA治療では効果を急ぐことなく、ゆっくりと向き合っていくことが大切なんですね。

AGA治療の効果を患者のケースで見てみる

タカシ

AGA治療はどんな薄毛の状態でも効果がでるのですか?

プニ子

AGA(若年性脱毛症)ならどんな薄毛にも効果があります。生え際が後退してきた、頭頂部が薄くなってきたなど、様々のタイプの薄毛に対応しています。

タカシ

逆にこういう薄毛とかハゲには効果が出ないとかありますか?

プニ子

ストレス性や神経系が原因になっている薄毛だと効果が出ませんね。円形脱毛症などもその例です。残念ながら円形脱毛症でご相談にくるひとも多くいるんですが、その場合には治療しても効果はありません。中にはとりあえず試したいという患者さんがいますが、やはり効果の方は出ませんね・・・。

プニ子

実際にAGA治療で薄毛を克服してきたパターンを見てみましょうか。

タカシ

薄毛治療をするときにハゲている場所はどこでも効果あるんですか?

プニ子

はい。そうですね。どこにでも効果はあります。基本的にはおでこから頭頂部にかけて薄毛症状は出るんですが、プロペシアやミノキシジルを飲むことによって改善されていきます。症例を見てみてください。

前頭部の薄毛や頭のてっぺんの薄い部分がAGA治療をしてから改善されています。

タカシ

これだと本当に薄毛が治っているように見えますね。すごい。

プニ子

市販の育毛剤ではこれだけ顕著な回復が医学的に実証できていません。

AGAに年齢制限はないの?

タカシ

ぼく実はまだ19歳なんです。未成年でも治療は可能ですか?

プニ子

19歳だったんですか。驚きっ…笑 ちなみに年齢に関しては気にすることありません。患者さんは10代、20代、30代と若いうちから薄毛に悩む人から40歳を超えてから50代、60代、最高では80歳のおじいさんまで治療しています。

タカシ

男性はいつになっても男性としてかっこよくいたいんですねー。年齢によって効果が出やすい、出にくいというのはあるんですか?

プニ子

それは年齢というよりは薄毛になってどれくらい経ったかというポイントが重要ですね。年齢が若いとか歳をとってるとかはあまり関係無いです。

タカシ

そうなんだ。

プニ子

実際に治療で成功した人の症例を見ていきましょう。

20代AGAの治療した人の写真

 

30代のAGA治療を受けた患者さん写真

40代AGAの写真

50代のAGAの成功例の写真

60代AGA,70代AGAの成功例の写真

プニ子

年齢関係なく薄毛の解消はかなりできているのがわかりますよね。20代、30代、40代だけでなく、50代を超えてもAGA治療はできるんです。つまりどの年齢になってもしっかり効果を得られる力強い治療だということが言えます。

タカシ

本当ですね。年齢も関係ないなー。

プニ子

はい。年齢というよりもどれだけ早く治療をしはじめたかで効果が違ってきます。薄毛が進行するまえに治療を始めたひとは、やはり回復具合もよくてかなり薄毛の部分が減っていますよね。

タカシ

そうですね。

プニ子

これらは基本的にはミノキシジルやフィナステリドの薬を処方したパターンです。また中にはHARG治療やメゾセラピーなども併用している治療もありますが、AGA治療ではこれだけの効果が得られます。

タカシ

 

若い方が回復力が強いのかなと思っていました。

プニ子

医学的なお話としては、薄毛の回復と年齢は関係ないですね。細胞が若くて、体が反応しやすい分、もしかしたら若い方が多少は治りやすいというのがあるかもしれませんが。でも一番大切なのは、薄毛になってどれくらい早く治療を始められたかです!

タカシ

それは何故なんですか?

プニ子

AGAの効果は弱った髪の毛や細胞を活性化して発毛を促進するという仕組みです。もし髪の毛をつくる細胞が完全に死んでしまっている場合にはその細胞を復活させることができないんです。AGA治療の薬の限界とも言えます。だから毛細胞が完全に死んでしまう前に治療をすることがとても大切なんです。

タカシ

なるほど。じゃあ完全に毛細胞が死んでしまった部分からは髪の毛が生えてこないということですね?

プニ子

はい。そうなります。だから薄くなったな感じたらすぐに治療した方がよいです!

タカシ

今まで行こうか、行か無いかを迷っていたので早めにカウンセリングに行った方がよさそうですね。。

プニ子

はい。カウンセリング自体は無料でできるところが多いので、まずはカウンセリングだけでも言ってみるのをオススメします。

無料カウンセリングでオススメのクリニック

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AGA治療の効果は確実にあるが、万能ではない

「99%の薄毛はAGA治療で治すことができます!」そんなCMやキャッチコピーを見たことはあるんじゃないでしょうか。これから治療をうけようとしているほとんどの男性がAGA治療によって「もう薄毛に悩まなくていい」状態になると期待していると思います。たしかに薄毛に悩んでいたのを忘れるくらいハゲの状態が回復する人もいますが、全員がAGA治療で満足のいく結果が得られるとは限らないというのが本音の部分です。ここからはAGA治療のデメリットの部分をお話していこうと思います。

タカシ

AGA治療ってすごいですね。すっかりファンになってしまいました。

プニ子

たしかにAGA治療が効果が高いし、一定の割合で薄毛を直すことができます。ただAGA治療で薄毛治らない場合もあります。

タカシ

え??そうなんですか??

プニ子

AGA治療での治療に満足したという人の割合は全体の50~60%程度というのが私の感覚です。この数字は決して悪い数字ではありませんが、4割の人は治療に満足できていないという結果でもあります。その理由を説明していきます。

 AGAでできるのは薄毛からの回復

プニ子

AGA治療では薄毛の回復は可能ですが、薄毛の克服は個人差がでるので全員が満足できるかは別問題になります。どういうことかというと、必ずしも望んだ通りの結果を得られるわけではないということです。

タカシ

それってどういうことですか?

プニ子

たとえばタカシさんはおでこがかなり広くなっていますよね。今髪の毛が生えている部分にはボリュームが出てきたり、抜け毛が減るなどの効果があると思います。しかしハゲ上がっているおでこが狭くなるかは治療してみないとわかりません。

タカシ?

え?おでこが広いのがコンプレックスだったのに。

プニ子

そうですよね。そのあたりが多くのサイトであまり説明されていないところなんです。これはAGA治療の限界とも言えるんですが、死んでしまった毛細胞を回復させるのはとても難しいことなんです。タカシさんのおでこの毛細胞が休止期なのか死んでしまっているかで、薬の効果が出るかどうか分かれます。

タカシ

そうなんだ。それを確かめる方法はないんですか?

プニ子

そうですね。正確にどちらかなのかを判断することはできません。ただお医者さんが見ればある程度はわかりますが。

タカシ

なんかショックです。AGA治療=薄毛の救世主だと思っていたので。。。

プニ子

そうですよね。それが満足度と関係してきます。確かに髪の毛は回復します。ただそれがどの程度なのか、自分が回復してほしい場所にに希望通りに髪の毛が回復するかなどあります。

ほとんどのお医者さんが説明しないAGA治療の効果

AGA治療について書かれているサイトを見るとメリットばかりが書いてありますが、このサイトでは中立的な立場からの客観的な意見をお話していきたいので、あえてAGA治療の効果のデメリットも書いていきたいと思います。

AGAだと診断するお医者さんが嘘の可能性もある

AGA治療で薬が効果を発揮するのはAGA患者さんに対してただけです。つまり自分がAGAではないのにAGAのお薬を飲んでも効果を得られることはありません。をチェックするのに一番多いケースは、AGAクリニックで先生に診断してもらうというパターンです。ところがここに大きな危険が潜んでいます。それは、専門家でも薄毛の原因を見極めるがとても困難だということです。

つまりいくら薄毛を専門的に治療している先生でも、あなたの原因がAGAかどうかを見分けることがとても難しいということです。

ところがクリニックも商売。AGAかどうかわからないも関わらず、患者さんを「AGAです」と診断するケースがとても多いのです。つまりAGAだと診断すれば、そのままAGA治療を始めることができます。

ところがここからが注意が必要なポイントです。なぜかというと、AGAじゃない薄毛男性にどれだけAGA治療を施したとしても、薄毛改善も効果はありません。どれだけ時間や費用をかけても効果があるはずがないのです。ところがお医者さんは効果がない理由を明かすことがないので治療を続けることになります。さらに悪質なクリニックや医師が担当になってしまうと、ミノキジルやプロペシア(フィナステリド)などの薬物治療より高額な、HARG治療やメゾンセラピー治療を受けさせてくることもあるのです。結論は言うまでもなく効果はあるはずがありません。風邪で苦しんでいる患者に水虫の薬を投与しているようなものなので効果があるはずがありません。

これがAGA治療を始める上で気をつけなければいけないポイントです!

自分の薄毛の原因がAGAか確実に見分ける方法

自分の薄毛を判断するのに確実な方法は、遺伝子検査を行うことです。最近は AGAクリニックで導入しているところも多く、唾液による遺伝子検査で薄毛の原因を95%の確率で明確にしてくれます。

この遺伝子検査は個人でも行うこともできます。アマゾンや遠隔診療ができるAGAクリニックでは2〜3万くらいで診断することができるので、AGAクリニックに行く前にまずは自分で調べてみるというのも可能です。

⇨AGAの遺伝子検査キットはこちら

遺伝子検査はそこそこの費用が掛かってしまうのでやらないでもいいやという人も少なくありません。ただし自分の薄毛の原因をきちんと見極めないと、結果的にものすごく高額な治療費が掛かってしまうこともあります。

私は患者さんに相談されたときには、まずは遺伝子検査をしてもらうことにしています。それがより確実にAGA治療の効果が得られるからです。

お医者さんの診療でもAGAかどうかの見極めはとても難しいので、かならずAGAの解析キットで薄毛の原因を検査してみましょう!!

AGA治療の本当の効果はかなり限定的。

AGA治療ではフィナステリドとミノキシジルの相乗効果で一定の薄毛回復はのぞめると言えます。ところが満足できなかった人の中には、「効果が思っているほどなかった」「満足には程遠い」「効果が出るどころか薄毛が進んだ」「生え際はまったく髪の毛が復活しなかった」など、想像していた効果とは違ったという口コミや評価などがアンケート調査でわかっています。AGA治療の効果はどの程度なのでしょうか。

AGA治療は現状回復程度。死んだ毛根や細胞は復活しない。

AGA治療ではハゲてしまった部分から新しく髪が生えてくるイメージを持たれている人が多いですが、死んでしまった毛根などが再生して髪の毛が生えてくるということはりません。AGA治療での効果はを正確に言うと、今ある髪のボリュームを増やす、細くなった髪の毛を太くするということです。AGA治療は髪の成長を促進するのに大きな効果を発揮するので、AGA治療をはじめると生えている髪の毛が太くなり、全体のボリュームが増える仕組みです。AGA治療で死んでしまった髪の毛が生えてくることはなく、髪の毛が新しく生えるのではなく、残っている髪の毛が太くなるというのが正しい効果なのです。もしくは毛根の停止していた発毛サイクルが再び活性化され、髪の毛が生えてくるなどの効果も期待できます。

ツルツルに禿げ上がった部分の髪の毛は原則生えない

AGAの効果でよくある誤解が禿げ上がった頭皮の髪の毛が再生するという点です。つまりM字ハゲや前頭部が禿げ上がってしまった場合、もしくは頭頂部がツルツルになってしまった場合にはそこから髪が生えることがありません。

現状のAGA治療では髪の毛を作り出す細胞を甦らせることまではできていません。つまり髪の毛を生やす細胞が死んでしまっている場合には、髪の毛を復活させることができないのです。

AGA治療でできるのはあくまで弱った細胞にパワーを与えるということになります。よく早期の薄毛治療なら効果が出やすいといわれるのそういう理由だったのです。

薄毛の早期での治療ならまだ細胞が弱っている段階です。これなら細胞を活性化させることで髪の毛を復活させることができます。ところが細胞が死んでしまってはいくら薬などを投与しても復活することがないのです。

じつはAGA治療ではもっとも重要なこの部分の話があまりされていません。AGA治療でもっとも大切なことは、薄毛の原因がAGAであること、そしてAGA治療の効果は弱った毛根や毛髪細胞を元気にすることであって、復活させるわけではないとうことです。

薬を辞めると効果は元に戻ってしまう

これはほとんどの医療行為でも言えることですが、AGA治療の場合も薬を飲むのを辞めると効果がなくなり、元の状態まで薄毛に戻ってしまいます。一度飲み始めた薬を飲み続けなくてはいけないのは大変なことですね。また薄毛改善の効果がないときでも、薬を辞めることで薄毛がさらに進むのではないかと不安になり、薬への依存がやめられなくなることもあります。また副作用が出て薬をやめたいと思っていても同様の不安から、なかなか薬を辞めることができないというデメリットがあります。

女性のAGA治療はとても限られた方法しかない

女性の場合だとAGA治療の選択肢がとても限られています。女性の場合は男性とはホルモンバランスが違うので、ホルモンの働きに作用するフィナステリドなどは飲むことができます。唯一国内で認められているのはミノキシジルでの治療になるので薄毛治療をする場合にはミノキシジル2%でのみ治療することになります。

【完全版】女性もミノキシジルで薄毛治療できる?効果や副作用、飲み方の注意

心臓疾患や高血圧の持病がある人はAGA治療のお薬が飲めない

ミノキシジルやフィナステリドは血管拡張作用があるので心臓や血管に負担が起こりやすくなります。心臓疾患や高血圧の人の場合にはお薬が使えないので、AGA治療をするときには禁忌症状をしっかりと確認した上で治療をはじめるようにしましょう。

AGA治療に効果がないということではない

ここまで話すとAGA治療を受けても意味がないのかと思う男性が多いと思いますが、決してそうではありません。ここでお伝えしたい内容は大きく分けて2つのポイントです。

1薄毛の原因がAGAかきちんと調査してから治療をはじめるべき

2効果が限定的であるということ

この2点を踏まえたら上でAGA治療をするならかなりの効果が期待できます。ただAGA治療によってツルツルに禿げ上がってしまった頭皮がふさふさな状態になるということはかなり確率が低いので、もしそういう状態でもふさふさの状態に戻したいというなら植毛をオススメします。植毛の場合は生きている毛根を移植する治療方法なので、完璧に毛根や毛細胞が死んでしまった箇所でも再度発毛が可能です。

もしそこまでの効果は必要ない、薄毛の進行を止めたいというならAGA治療で十分な効果があります。

市販の育毛剤は効果が0なので絶対に使わないように

AGA治療は医学的な治療なので一定の効果は得られます。ところが効果がまったく期待できないのは市販されている育毛剤です。市販されている育毛剤には効果を実証する成分などがほとんど入っていることがないので、あくまで抜け毛予防の領域を出ません。つまり発毛や薄毛抑止にたいして大きな効果がないということです。気休め程度でも市販の育毛剤を使うなら、AGAクリニックでお薬をもらう方がかえって安くて効果がのぞめます。

効果から逆算するAGA治療の選び方

薄毛治療をすれば必ず効果は実感できます。それは薄毛の人にとってはとても嬉しいことです。しかしもっと大切なのは生えたあとに、どれくらいの程度まで抜け落ちてしまった髪の毛が回復するのかということです。髪の毛を作る細胞が死んでしまっている場合には、AGA治療に使われる飲み薬や育毛剤では絶対に髪の毛が戻ることはありません。またどれくらい生えてくるのかというは調節できません。頭皮全体が少し濃くなった程度の効果は実感しやすいとしても、フサフサに戻るということはなかなか起こりえません。また効果を求めるあまりに、女性ホルモンを体の中に投与し続けると、体に異変がおこるだけでなく、精神的なバランスが崩れて深刻なうつ病になることも最近の研究ではわかるようになりました。そうしたリスクを考えるなら、発毛実感よりも、確実に自分が求めている効果を求める方がよいと言えます。

そこでオススメなのが自毛植毛という薄毛治療です。自毛植毛ならAGAの弱点となる3つのポイントを全てクリアできます。まずは細胞ごと後頭部から持ってくるので、すでに髪の毛を生成する細胞が死んでいても、もう一度髪の毛を生み続けてくれます。また生える髪の毛量も、移植した毛髪の数の分だけ確実に生えるので、期待した通りの効果が得られます。また薬の投与による治療ではないので副作用の心配はありません。

AGA治療ではできないことまとめ

AGA治療へのデメリットと不安⑴効果は限定的である

AGA治療は効果はとても限定的です。99%の薄毛は改善できるというお医者さんもいるのでそんなはずはないという方もいますが、薄毛の改善には一定の効果がある改善は見られても、薄くなってしまった髪の毛を元通りに回復することは難しく、期待していたほど髪の毛が生えてこなかったという落胆の声もあります。それでもAGA治療を行うことで改善することはほぼ間違いなく、劇的な変化を望まない人にはオススメできる治療といえます。

AGA治療のデメリット⑵気になる部分に効果が発揮できない

生え際の薄毛をなんとかしたい、頭頂部の薄毛をなんとかしたいとピンポイントで直したい部分がある人にとって、AGA治療では対応できない場合もあります。たとえば発毛効果に大きな効果を持つミノキシジルは生え際には効果が薄いとされ、頭頂部のみでしか効果がありません。また飲み薬なので体全体に作用するために気になるところだけを回復させるということはできません。では育毛剤ならそれができるかというと、育毛剤の場合は吸収率がとても低いとされ、効果はそこまで期待できないのが現実です。

AGA治療のデメリット⑶薬には副作用が存在する

そして3番目のデメリットは薬の副作用です。ミノキシジルにもフィナステリドにも副作用があり、ずっと飲み続けることで深刻な副作用を発症してしまうこともあります。とくにフィナステリドには関しては早くから処方が開始されている欧米で深刻な副作用が社会問題化していて、ポストフィナステリド(PFD)などの団体ができるほど副作用への懸念が高まりつつあります。だからといって薬の内服をやめれば薄毛の状態は元に戻ってしまうので、副作用に悩ませられながら、薄毛をとるか、健康をとるかで悩んでいる人が大勢います。

AGA治療のデメリット⑷女性や持病を持つ人はAGA治療できない

ミノキシジルやフィナステリドは血管拡張作用があるので、心臓疾患や持病がある人には適用することができません。若いときは薬の治療ができたとしても年齢が上がると薬を使いたくても使えないということも増えてきます。

またフィナステリドは女性ホルモンに作用する薬なので、女性の服用はみとめられていません。薄毛に悩む女性はとても多いのに、女性には適用できないというのもAGA治療の欠点ともいえます。

AGA治療に限界を感じているときは自毛植毛を考えてみる

AGA治療をしたのに効果が出なかった。AGA治療をしているのに抜け毛の数が一段と増えて困っているという患者さんからの相談の多くは、このままAGA治療を続けてていいのかという相談です。最初はAGA治療をはじめたら薄毛が治る、ハゲが治ると思っていたはずが、AGA治療ではそこまで効果が得られなかったという患者さんも多く、その場合にはAGA治療をやめたいと思っている反面で、さらに薄毛が進行してしまうことへの恐れが大きい場合が多いです。この気持ちはとても分かるので、じゃあやめましょうとは言えません。私がいつも提案しているのは、自毛植毛を検討してみるはどうかいうことです。

基本的には患者さんがどうしたいのかというのを一番大切に考えていますが、本当に薄毛を克服したいという場合には、最初から自毛植毛をオススメすることもあります。なぜかというと自毛植毛が現時点ではもっとも優れた薄毛治療だからです。

医師の中にはAGA治療で薄毛が克服できるという人が多いですが、私は実際に治療の現場で働いてきて、その効果は50%程度だったという実感があります。それは効果がある人にはあるけど、効果が出ない人には一向に出ない。もしくは効果はあったけど期待しているほどの効果がなかったという点が言えるからです。

私が客観的に見てきたなかでAGA治療だけで満足のいく効果を得られた患者さんの数は全体の30~40%程度です。一定の効果はあるものの、もっと髪の毛を生やしたい、薄くなった部分をなんとかしたいという患者さんは慢性的にいて、その人たちは最終的にはAGA治療を卒業して、自毛植毛を行っていました。

また副作用が辛くなってしまって治療が続けられない、もしくは持病があってミノキシジルやフィナステリドが飲めないという方々が多く、年齢とともに薄毛が進行していくことを考えると、年をとるとどうしてもAGAの薬の治療だと健康的な要素も無視できなのもあります。その点でも植毛なら年齢に関係なく髪の毛を取り戻すことができる唯一の方法なので、自毛植毛という選択肢を一度検討してみてはいかがでしょうか。

プロペシアに関して言えば、副作用が深刻な問題になっていて、日本より先に処方が開始された欧米ではポストフィナステリド財団(PFD)が設立されていて、製薬会社がひた隠しにしてきたプロペシアの深刻な副作用を訴える組織が相次ぎ設立されています。実はプロペシアの副作用はかなり怖いというのがお医者さんの間でも話題になり始めています。ところが日本のAGAクリニックでは未だに高い人気がある薬なのでたくさん処方されていますが、実は用法や容量を確かめること、そして常に体の状態をチェックしておくことが必要です。そしてもし副作用の症状が出たら即刻服用を中止するべきだと私は考えています。

またミノキシジルやフィナステリドを飲めない人たちもいます。高血圧の持病があったり血管系の疾患や心臓に負担がかけられない人はこれらの薬が飲めません。また薄毛に悩む女性にとってもプロペシアが飲めないのです。

じゃあそういう人たちはもう諦めるしかないのかとなりますが、実はそうではなく、自毛植毛のことをお話するようにしています。

自毛植毛はAGA治療で効果が出なかった、副作用が心配、副作用が辛くて薬が飲めない、薬が体に合わないなどの場合には自毛植毛という選択肢もあるのです。

AGA治療の効果を最大化する方法とは!?

AGA治療での効果を最大にすることは、薄毛の発毛率をあげることと同義です。せっかく病院に通って治療をするのですから、その効果を最大化するべきです。そこでオススメなのが、ミノキシジルやフィナステリドの内服薬の薬に加えて、2つの栄養素を加えてほしいです。一つはリジンです。リジンは髪の毛を生成する成分を多く含むサプリメントです。薬と違うので副作用の心配はなく、髪の毛の発毛を手助けする役割があります。

オススメのリジンはコレ!

そしてもう一つはミノキジルの外服薬、つまり育毛剤です。ミノキシジルの育毛剤は発毛促進の効果を唯一認められている育毛剤です。内服タイプよりは効果が少ないと言われていますが、それでもミノキシジル外服薬の効果もかなり高いと言えます。国内のしたいですよね。AGA治療での効果が効きやすくするためには、ミノキシジルや

オススメのミノキシジル育毛剤(外服薬)はこちら!

病院は定期的に通って診察を受けるのが大切です

タカシ
薬をもらったらあとは病院には通わなくてもいいですか?通い続けるのは面倒なので。

プニ子

お医者さんの役割は薬を処方するだけではありません。むしろ薬をもらってからが治療は始ままります。

タカシ
じゃあやっぱり通わないとダメなのか。。

プニ子

はい。薬が体に合っているかどうかは薬を飲み続ける上でとても大切です。体に異変があったり、体の調子がおかしいなと感じたときはすぐにお医者さんに相談してください。プロペシアやミノキジルは飲み続けるお薬なので体に合っていないと逆に体を傷つけてしまうことになります。皆さんの中には副作用が気になっている人もいると思うので、副作用のことも後ほど詳しくお話しします。

タカシ

副作用はたしかに心配ですね。そういう口コミはよく見ます。

プニ子

副作用はすべての人に出るわけではないのですが、一般的によくあるケースは「体毛が濃くなる」「胸が大きくなる」「性欲減退が起こる」「かゆみ・湿疹が出る」「心臓の動機が激しくなる」「うつっぽくなる」などがあります。

タカシ

どこかで読んだことがあるかも。プロペシアは「男性が女性化する」っていう薬ですか?

プニ子

はい。男性の女性化は少し大げさですが、ニュアアンスとしては正しいです。髪の毛が抜け落ちてしまうのはDHTという男性ホルモンが強くなり過ぎるからと言われています。そこでそのDHTの発生を抑えるホルモンを投入するんですが、それが男性を女性化させていく作用があるんです。

タカシ

副作用はどれくらいの人に出るんですか?

プニ子

臨床データーによると%となっています。患者さんによっては症状を感じない人もいるし、副作用を強く感じる人もいます。

タカシ

患者さんのなかには副作用で苦しんでいる人もいました?

プニ子

はい。いました。私が一番注意してほしいと思うのは、深刻なうつ病なんです。重度のうつ病になると普通の生活ができなくなってしまうので、薄毛の治療どころではなくなります。

タカシ

うつ病は恐いな・・・

プニ子

はい。もちろん皆さんがうつ病になるわけではないのですが、患者さんの中にはうつ病っぽくなっている人もいました。そういう場合は薬の量を減らしたり、薬をやめてもらったりしました。

タカシ

じゃあ副作用を感じたらすぐに薬を辞めるというのも大切なんですね。

プニ子

はい。そのためにもお医者さんに定期的に通うことが大切です。症状の確認だけでなく血液検査などをして体に異常が出ないのかを細かく見てくれます。そして効果がきちんとあるかなどしっかりと検診してくれるので。フィナステリドの副作用は向き合い方を間違えると本当に危険になってしまうことがあります。別記事で細かく書きますが、フィナステリドの副作用はPFSと呼ばれ、薬をやめた後も続いてしまう危険性があるのです。それをしっかりとコントロールするためにもしっかりと検診してください。

タカシ

AGA治療は良い部分だけではないんですね。ちょっと考えちゃうな。

プニ子

そうですね。私はそれがとても大切だと思っています。やみくもに髪の毛が生えるからAGA治療を勧めるのではなく、きちんとリスクや副作用の問題も考えてほしいと思っています。私は患者さんに副作用の話もしてから治療していたので、副作用が出てきたときには対処もすぐできたし、患者さんも生活のリズムやバランスが崩れてしまったこともありませんでした。

タカシ

最初にデメリットまで教えてもらえたのでよかったです。