AGA治療で効果がないときは??AGA対策で効果が出ない原因と対処方法

今回は「AGAの治療の効果が出ない」と「ミノキシジルやフィナステリドを飲んでるけど薄毛が進行してしまっている」「HARGをするか迷っている」「副作用が不安」などAGA治療で効果を得られない人や、これからのAGA治療との向き合い方に疑問を感じている人への対策をわかりやすくまとめました。いつまで効果のないAGA治療をすればいいのか迷っている人にぜひ読んで欲しい記事です。

  • 私はこれまでAGAクリニックで5年、植毛クリニックで6年と、薄毛治療の現場で11年間を過ごしてきました。3000人以上の患者さんの症例に向き合いながらさまざまな薄毛の悩みやQ&Aを解決してきました。その経験から、皆さんが本当に悩んでいる部分や知りたい内容についてお話しています。
  • 当サイトではAGAや植毛に関しての無料相談をお受けしています。AGA治療をしているが効果がない。植毛しようか迷っている、など皆さんの疑問や悩みについてお答えしています。10年以上を薄毛治療をみてきた経験を生かして、どんな治療がいいのか丁寧に答えています。お気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。

AGA治療で効果が出ないことはあるの?

AGA治療で思うような効果が出ないと悩んでいませんか?これまで多くの薄毛患者さんと接してきましたが「AGA治療」だけで薄毛を克服できた人の割合は全体の4割~5割程度です。つまり、それ以外の人は「AGA治療をすれば薄毛を治せると聞いてやったのに全然改善が見れない」「AGA治療をはじめても薄毛は進行していくばかり」などAGA治療で思うような効果を得られていません。

たしかにAGA治療には医学的なエビデンスを基に治療を行っているので、一定の割合で効果を得ることができます。しかしAGA治療は薬による治療なので効果が出にくい人や、逆に薬の効果が強すぎて副作用に苦しんでしまうケースなど様々です。なにより薄毛の状態によっては薬の効果がまったくないということもあります。

もしあなたがAGA治療で効果が得られてないとしたら、以下のどちらかに当てはまる可能性があります。

・薬の効果が出にくい体質

・AGA治療では効果を望めないほど薄毛が進行していて手遅れになっている

もしAGA治療を始めて1年以上経っている場合には、いま行っているAGA治療を一度考え直す時期に差し掛かっているかもしれません。今回はAGA治療で効果がないケースについて詳しくみていきます。

AGAの薄毛治療で満足しているのはおよそ半分

YES58% NO42%

薄毛治療でもっとも効果が高いとされるAGA治療について、薄毛治療をおこなっているユーザーやAGA治療の体験者を対象に独自のアンケート調査を実施しました。その結果、58%の人が『効果に満足した』と答えています。6割近くの人が満足しているというのは、やはりAGA治療には一定の効果があるということの証明だと言えます。

市販の育毛剤には効果がない

AGA治療は市販の育毛剤などとは違い、多くの臨床データーをもとにして医学的なエビデンス(証拠)がある医療技術です。ネットなどでよく見かける人気の育毛剤(チャップアップ、ブブカ、キャピシルなど)は、抜け毛予防や発毛効果に対しての医学的なエビデンスがなく、実際には効果がないことは医療関係者の間では常識的な話です。

フィナステリドとミノキジルには確実な効果がある

それに比べてフィナステリドやミノキシジルといったAGA治療で使用されている薬には、薄毛の進行をブロックして、衰弱していた毛髪サイクルを再び活性化する効果があります。だいたい3ケ月〜6ヶ月くらいすると効果が現れはじめ、抜け毛が減り、新しく生えてくる髪の毛の状態が元気で太くなっていきます。

しかし、そんなAGA治療も良い面ばかりではありません。一定の効果が出る治療でありがながらも満足している人の割合は58%。残りの42%は『AGA治療に満足できていない』と答えているのです。その原因はどこにあるのでしょうか。

満足いかない人たちの原因を検証

薄毛治療の効果を4段階の評価で計測

AGA治療の効果を4段階で評価してもらいました。「①大きく改善した」「②若干の改善があった」「③治療の効果が全然感じられなかった」「④薄毛の進行がむしろ進んでしまった」この4段階の中で自分の状況にはどれが当てはまるかきいてみたところ、大きく改善したと答えたケースは全体の20%。若干の改善があったが48%、効果が感じられなかったが17%。進行が進んでしまったが15%という結果になっています。

満足できない・効果がないと答えた人たちの理由

42%は『AGA治療に満足できていない』と答えた原因を細かく分析していきます。

理由①AGA治療の効果は期待はずれだった

AGA治療の4段階評価でも見ていたように、大きく改善したというのは上位のわずか20%の人だけでした。残りの8割は若干の改善があった、もしくは効果がなかったと解答しています。

中でも「若干の改善があった」と答えた48%の人だけにさらに質問してみたところ、「効果はあったが満足いくほどのものではなかった」と答えたのは62%にものぼっていることがわかっています。つまり、薄毛は改善したけど、思っていたほど薄毛が改善しなかったというのがAGA治療で多くの人が感じている不満と言えます。

「薄くなった部分が多少改善されたが、それでも薄毛が治ったというにはほど遠い」という意見でも分かるように、多少の効果では薄毛が治ったという満足感は得られないので、薄毛治療としては完全な成果があるとは言えません。

AGA治療をはじめたらすぐに薄毛が治ると思っていたのに、薄毛回復の効果は限定的だった、少し改善したと思ったのは一時的でそれ以上の効果はなかった。AGA治療には薄毛が治ったと言うプラスの面ばかりではないようです。

満足できなかった人の理由の内訳

A効果がなかった。⇨27%

B薄毛が進行してしまった。⇨13%

C効果はあったが期待したような効果はみられなかった。⇨60%

AGA治療をしているのに効果が出ない原因は?

AGA治療薬で効果が出ない場合には次の可能性があります。

・毛根の毛細胞が死んでしまっていてAGA治療が効かない

・薄毛の原因が若年性脱毛症(AGA)ではない

・体内にミノキシジルやフィナステリドの効果が出ない抗体がある

この3つのどれからに当てはまると残念ながらAGA治療で薄毛が改善することがありません。つまりAGA治療の弱点と言えるポイントです。

薄毛の進行が進んでいるとAGA治療で効果がない

AGA治療で効果が出ない原因の1つは、薄毛が進行してしまって毛細胞が死滅してしまっていることです。フィナステリドやミノキシジルは髪の毛を作り出す細胞に作用するので、その細胞が死んでしまっていては効果の出ようがありません。つまりAGA治療の効果は弱っていた髪の細胞を元気に強くすることなので、死んでしまっている場合には効果がまったく出ないのです。残念ながらフィナステリドやミノキジルには毛細胞を再生する効果はありません。

分かりやすく説明すると、弱って枯れている植物があったとします。土から出ている葉っぱの部分は枯れていても、根っこが生きていれば栄養などを送って再び元気にすることが可能です。ところが根っこが腐って死んでしまった場合には、どんなに栄養を送っても回復させることはできません。

ミノキシジルやフィナステリドを使った治療はこれと同じ原理なのです。残念ながら細胞を生み出すことはAGA治療薬ではできないのです。

薄毛の原因が若年性脱毛症ではない

本来はAGAとは若年性脱毛症を指します。これは加齢や遺伝の影響で薄くなるパターンが多いです。ところがそれ以外にも外部からの強いストレスや精神的ストレスによってハゲになることもあります。円形脱毛症などはその典型的なパターンです。これらの薄毛症状の場合は薄毛になる原因がAGAとは根本的に違うのでAGAの薬が効きません。

ミノキシジルやフィナステリドに対して抗体がある

これはあまり確認されてないケースなのであくまで可能性の話です。体の中には薬の効果を無くすような抗体がある可能性もあります。それによってミノキシジルやフィナステリドの効果が出ないという可能性も存在します。

AGA治療の副作用で治療を断念するケースも

AGAのもう一つの問題は副作用にあります。AGAで使用しているフィナステリドやミノキジルには副作用があり、とくにフィナステリド成分を含むプロペシアやフィンペシアという製品には重大な副作用リスクがあることが分かってきています。

薬には効果があって薄毛が回復したものの、副作用が辛くて薬が続けられなくなった。体の異変が恐くなって服用を中止したというケースもかなりあります。それだけでフィナステリドの副作用には影響が大きいとされているので、薬をずっと飲み続けるには慎重になるざる負えません。

①副作用が強すぎて治療を続けられなかった

副作用の影響や健康に支障きたすのもAGA治療の欠点の1つです。AGA用のお薬のフィナステリドやミノキシジルには副作用があるので、ずっと飲み続けていると体に支障をきたすリスクがあります。副作用の症状で有名なのは体毛が濃くなった、動悸を感じた、赤い湿疹やぶつぶつができたなど表層的な症状が多いですが、中には精神的に不安定になった、深刻な鬱病になってしまったなど日常生活の上でも深刻な問題を引き起します。副作用については本サイトでも相談件数も多く、「薄毛には効果はあったけどの副作用がキツくて薬を飲むのをやめた」というパターンが多いです。

副作用がこわくなって薬の服用をやめた⇨55%

不安があってやめた⇨42%

その他の理由⇨3%

効果が出ないから薬の量を増やすのは危険

効果が欲しいあまりに薬の量を増やす人がいますが、処方された量を無理矢理多くするということは、健康に深刻な問題を引き起す可能性があります。フィナステリドの容量や用法を破って多く摂取すると副作用がキツくなり、薄毛治療を続けられなくなる恐れがあります。なのでAGA治療で効果が出ないからといって薬を増やすのは辞めましょう。

AGA治療で効果を得られなかった人の口コミや評価

・AGA治療をずっと続けていたのですが、最近また髪の毛が細くなり、生え際も後退しました。どうしたらいいでしょうか・・・

・AGA治療は本当に効果があるんでしょうか。禿げてスカスカになった部分に全然変化が見られません。

・AGA治療に効果がなくてHARG治療に切り替えましたが薄毛が治っている感覚がありません。それでもお医者さんは効果がありますねというので不信感が積るばかりです。

・プロペシアを服用していますが最近体調が優れません。やっぱり副作用はあぶないんでしょうか。

・ミノキシジルやプロペシアを飲むと体に湿疹が出て心臓が痛くなります。薬を飲むのをやめた方がいいんでしょうか。

・年齢で持病が多くなってきた。AGA治療ができないと言われた。

みなさんAGA治療をしながらいろいろと苦労しているのがわかります。

⇨AGA治療は失敗!?効果が得られない人の口コミや評価

AGA治療だけで薄毛を治すのは難しい

私自身もAGA治療の現場にいたので、フィナステリドやミノキジルをつかう治療で多くの男性の薄毛を治してきました。その経験から言ってAGA治療がデタラメでないことは私もいろいろな症例を見ながら感じてきています。だからAGA治療に完全に批判的かというとそうではありません。ただしAGA治療には弱点といえる部分があるというのも事実です。

①AGA治療は初期症状にしか効きづらい

しかしAGA治療で全員の薄毛を完全に治すことは難しいと言えます。たしかにAGA治療では薄毛に効果的な作用を与えて、薄毛の進行を抑えたり、髪の毛を増やす効果があります。しかしそれだけでは薄毛が満足いく状態まで回復することが難しい状態や症状の人もいます。

②効果の程度は薬の量や治療時間とは比例しない。

②薬の効果を強くすれば副作用に悩む

そして薬の効果を強くすればするほど、副作用の影響が強くなるのもAGA治療の欠点といえます。

AGA治療で効果がなかったときのベストな方法は自毛植毛

AGA治療で効果が出ないと相談されたときには、自毛植毛をおススメしています。日本薄毛協会が発表している薄毛対策によれば、薄毛治療で確実に効果があるのは、ミノキジル、フィナステリド、そして自毛植毛の3つとされています。もしもミノキシジルやフィナステリドで効果を得られない場合には、必然的に自毛植毛がただしい薄毛対策といえます。

その理由を簡単にまとめてみると、

・自毛植毛なら薄毛の進行状態に関係なく必ず効果が出せる唯一の薄毛対策だからです。

 

自毛植毛のポイント

①植毛した髪の毛は一生生え続ける

②薬による副作用や持病への影響もない

③薄毛が進行していても必ず髪の毛を生やせる

④女性でも安心して治療できる。

①植毛した髪の毛は一生生え続ける

植毛した髪の毛は一生生え続けます。よく質問されるのが植えた髪の毛が抜け落ちてしまうことがないのかという不安の声です。ところが植毛の仕組みは髪の毛を植えるだけでなく、髪の毛を生み出す毛細胞ごと移植するので、植えた部分では毛細胞がずっと働き続けます。つまり髪の毛をただ植えるのではなく、髪の毛を作り出す細胞ごと植えるので、植毛した髪の毛は一生毛髪サイクルを行いずっと健康的で元気な髪の毛を生やし続けるのです。

②植毛には副作用がない

AGA治療のリスクはミノキシジルやフィナステリドの副作用です。日本より処方が早かった欧米ではフィナステリドの副作用の危険性が問題視されていて、その薬の服用を見直す動きが広まっています。実際にフィナステリドやミノキシジルの副作用は強く、人体に深刻な影響を与えてしまいます。

しかし植毛は薬による治療ではないので、体に負担を掛けることなく、安心して薄毛治療をすることができます。そして効果が出づらい、効果がないことはないので、確実に自分の悩みやコンプレックスを治してくれます。

③植毛では薄毛進行に関係なく誰でも髪の毛をもとの状態に戻すことができます。AGA治療では死んでしまった毛細胞を復活させることはできないので、毛細胞が弱まっている部分を回復する程度しか効果を望めません。植毛では元気な毛細胞を最初から植えるので、どんな薄毛の状態でももとのふさふさの状態の戻すことができます。

④女性でも植毛なら安心しておこなえる

これまでの薄毛治療では女性の選択肢は限られていました。それは薄毛治療でつかう薬がホルモンに作用する関係で、女性の体には負担が大きかったためです。女性の薄毛治療の選択肢はとても限られていて効果が出ずらいというのが女性の薄毛治療の悩みでした。ところが植毛治療なら薄毛治療も可能なので、全体の3割は女性が受けているというのが現状です。

HARGやメゾンセラピーはオススメできない理由

よくある相談はAGA治療がダメだったら、HARG治療やメゾンセラピーなどの高額な治療を受けるべきかという質問です。ところがAGA治療で効果がない人の場合には、体質的にAGAのお薬の効果が出にくい、もしくはAGAの薬では効果が出ない状態まで薄毛が進行してしまっている可能性が高いです。

HARGやメゾンセラピーはAGA治療で使われている育毛成分をベースにしていているので、構造的にはミノキシジルとプロペシアの成分と変わりません。それにくわえて髪の毛の発毛を助長するといわれている成長因子や育毛成分が含まれていまいるものを直接頭皮に注入しますが、それによって爆発的に薄毛が治ると言う医学的な根拠は残念ながら存在していません。私もクリニックにいた時に多くの症例を見てきましたが、AGA治療で効果がなかったからHARGやメゾンセラピーに切り替えて効果が一気に現れたというケースはほとんどはありませんでした。

またHARGやメゾンセラピーはとても高額な料金設定になっていることもあって治療をずっとやるには経済的な負担が大き過ぎます。HARGやメゾンセラピーは投与をやめたらまた元に戻る治療なので、そういう意味でも私は反対です。もっと詳しく知りたいという人はこちらを読んでみてください。

⇒AGAクリニックでオススメされるメゾンセラピーやHARG治療を絶対に受けてはいけない理由5選

AGAに効果があるのはフィナステリド・ミノキシジル・自毛植毛だけ!

AGAに効果があるのはAGA治療で使われるフィナステリドとミノキジルと自毛植毛だけです。もしもAGA治療で効果が出ない場合には、自毛植毛を検討してみることをオススメします。AGA治療と違って自毛植毛には効果が出にくいということがなく確実に薄毛を治すことができます。薄毛が進行してしまった場合でも薄毛を治せるだけでなく、副作用の心配もありません。もうダメだと諦めている場合や、AGA治療で効果が出ない事に悩んでいる場合には、一度自毛植毛の治療や効果をなどを調べてみるといいでしょう!

さらに薬による治療ではないので副作用の心配もいりません。女性からお年寄りまで誰でもできるというのが植毛の優れたポイントです。また植毛で植えた髪の毛は一生生え続けるというとても優れた点があります。AGA治療の場合には、薬による治療なので薬を飲んだら元に戻ってしまうという欠点がありましたが、植毛なら一生髪の毛が生え続けるという画期的な薄毛治療なので満足度もかなり高い治療といえます!薄毛治療の効果について詳しくまとめていきます。