【永久保存版】植毛の効果や仕組みを徹底解説。自毛植毛をオススメする理由

最近やっと薄毛対策として受け入れられてきた植毛。

しかし実際にはどんな風に植毛していくのか、植毛したあとに髪の毛が落ちてしまわないかなど、植毛の効果については心配な面も…。

薄毛対策としての効果や満足度を調査すると自毛植毛がもっとも人気があることがわかります。

植毛を経験した人が99%満足している自毛植毛には、移植した髪の毛は一生え続ける、AGA治療のような深刻な副作用がないなど、植毛だけのメリットが沢山あります。AGA治療から植毛に切り替える人が多い理由もそこにあります。

今回は植毛がどんな治療なのかその効果やメリットを分かりやすくまとめみました。

まず始めに読んでほしいこと

この記事では自毛植毛を無理矢理にオススメするために、自毛植毛のメリットばかりを並べていくわけではありません。僕自身も高校生の頃から育毛剤を使い続け、23歳でAGA治療薬、25歳で増毛、そして35歳で植毛をするまで約20年間薄毛について悩み続けてきました。

その経験から同じ様に薄毛に悩む患者さんためになる情報を伝えたいと思い、自毛植毛がどのような効果やメリットがあるかというのを客観的にまとめています。薄毛治療としての植毛に迷っている人の参考になればと思います。

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自毛植毛の満足度がダントツで高い理由

自毛植毛に対する満足度が高いのにはしっかりとした訳があります。ぼくも薄毛20年歴の間、ほぼ全部の薄毛治療を行ってきました。それだけ長く悩んでいたいた僕が、あれこれやった結果、自毛植毛によって薄毛の悩みを解決できました。

薄毛の症状や原因は人によってさまざまで、実はAGA以外にも神経系のストレス性による薄毛が原因にもなるということが細菌では明らかになってきています。どの治療でも共通しますが、自分にあった治療を行えないと治療から効果は得られません。

ただどんな症状でも効果を出せるのが自毛植毛なんです。AGAクリニックに通っている人も実際にはほとんどの人が薄毛の悩みを解決はできません。AGAクリニックも僕は大いに活用するべきだとは思っていますが。AGAクリニックにできることは限界があるというのが現状です。

そして薄毛治療に悩んだ人の多くが、最終的には僕と同じく植毛にたどり着くのですが、それにはもっとも理由がちゃんと存在します。その理由をしっかり解説していきます。

自毛植毛の仕組みは、気になる部分に髪の毛を移植するという方法

自毛植毛は自分の髪の毛を移植することで薄毛を治す方法です。これまでの薄毛治療は、薄くなってしまった髪の毛をなんとか復活させようとする治療でした。ところが加齢や遺伝で薄くなってしまった毛髪を、薬の力で戻すという治療には本来無理があります。

ウイルスの発生による症状であれば、ウイルスを撃退すれば病気は治りますが、薄毛はホルモンバランスンの崩れや体質の変化で起こる症状なので、薬の治療だけでは治せないのが現実のところです。

さらに細菌ではストレス性脱毛症が明らかになっており、薬で治そうとしても完治することが難しいことが明らかになっています。また薬治療の最大の欠点は、薬を辞めると効果も元に戻ってしまうということです。

またホルモンに作用する薬なので身体に負担をかけてしまったり、副作用に苦しむ結果になります。それを行っているのがAGA治療で、一定の効果はあるものの、薄毛を治すという意味では効果が高いとは言えません。

AGA治療は効果がないのではなく、効果が限定的

ミノキシジルやフィナステリドは確かに薄毛改善に一定の効果をもたらします。どちらの薬にも発毛や薄毛抑制の効果を示すデーターがきちんとあるので医学的に効果があるというのは嘘ではありません。

ただ薄毛治療をおこなっていくにあたって、薬だけの効果で必ずしも満足が得られるわけではないということです。もちろん薄毛治療に対してどの程度の効果で満足するかという期待値との関係もあります。

育毛剤だと効果がないから、とりあえあずAGA治療してみて効果を確かめたい、薄毛が進んでいくのは嫌だから、薄毛の進行を遅らせたいというのであれば、AGA治療でよいと言えます。ところが薄くなってしまった範囲を元に戻したい、ハゲと言われないようにしたいなど効果が目に分かるような状態を目指すならAGA治療だけでは難しいと言えます。

AGA治療が向いている人、植毛が向いている人

育毛剤より効果がほしい

薄毛の進行を遅らせたい

髪の毛を生やしたい

髪の毛が無くなってしまった部分に髪の毛を復活させたい

生え上がってしまった生え際を下げたい

おでこを狭くしたい

生え際の薄毛を治したい

AGA治療ではみなさんが考える満足の結果次第では対応することができます。ところがより効果が高い効果を望むのであれば、植毛じゃないと満足できません。

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植毛の技術がすごい3つの理由

植毛の基本的な仕組み

植毛は後頭部からドナーを採取し、薄毛が気になる部分に移植することで髪の毛を再生させる仕組みです。

範囲と毛量を選べるのは植毛だけ

生え際の後退を悩んでいて薄毛治療をしたいのに、生え際に効果が出なかったらその薄毛治療は成功だと言えますか?AGA治療では薄毛の効果がある範囲を指定できないだけでなく、どの程度髪の毛が回復するかを調整することができません。一方で自毛植毛なら気になるところにピンポイントで髪の毛を移植できるだけでなく、どの程度のボリュームがほしいのかなども希望に沿った解決ができます。

移植した髪の毛は一生生え続ける

植毛がとても優れている治療と言えるのは、植えた髪の毛が一生生え続けるという点です。よく言われているのが植えた髪の毛が抜けたら植毛した意味がないということですが、自毛植毛ではそのようなことはありません。

なぜなら植毛するのは、毛髪だけでなく毛髪を生み出す髪の毛の細胞ごと植え込んでいくからです。つまり髪の毛を作り出す工場ごとを頭皮に移植してゆくので、植えた髪の毛が抜けたとしても、再び髪の毛が製造され、一生その毛髪サイクルを行ってくれるのです。

植毛には副作用がない

植毛には副作用はありません。それは薬による治療ではないからです。AGA治療の場合は、ほぼ確実に副作用の影響を受けて、中には深刻な状態に陥ることも少なくありません。髪の毛は生えたけど、健康じゃなくなったというような、髪を取るのか、健康を取るのかという究極の選択を植毛にはありません。コンプレックスや悩みは解決したいけど健康を損なうのは嫌だというのは皆さん同じではないでしょうか。植毛では副作用の心配がないので安心して薄毛治療できるというのが大きなメリットです。

器具の進化でダメージは年々減る

植毛技術もこの数年で飛躍的に進化してきている。僕が最初に植毛をしたときにはまだまだ身体にとってのダメージや負荷も大きく、心理的な覚悟だけでなく、肉体的なな負担も覚悟する必要があった。

ところが最近の植毛技術はどんどん肉体的な負荷が減っている。たとえば植えた髪の毛は1週間もあればしっかり定着する。2~3日安静していれば通常通りの生活が遅れてしまうのである。

その理由としては医師やスタッフの技術が進歩しただけでなく、植毛を行う器具が進化しているためである。

たとえばドナー採取した髪の毛を頭皮に植えるときに用いるパンチはわずか数年で数分の一程度まで針が小さくなった。

植毛するというのは頭皮に植えるわけなので、それだけ頭皮にダメージがあり、いずれきれいに治るとしても、穴が大きければ大きいほど回復にも時間が掛かる。また穴が大きければ細菌などが入るリスクもあがり、植えた毛が定着するのにも時間がかかる。

ところが今ではものすごい小さな穴で植毛が行えることから、植えたあとの回復が早く、ドナーの定着率がものすごく高くなっている。それによって植毛する患者のダメージも少なく、すぐに職場に復帰できるというのが可能になった。

植毛は傷跡が残らない

植毛を考えたときに傷跡が残るのでは?と不安に思う人も多いが、それは一昔前の植毛の話である。今では植毛による傷跡は採取した部分にも、植毛した部分にも残らない。つまり植毛したことを誰にも知られずにシレッとやってしまうことができる。

とくに一昔ではドナー採取のために後頭部を切開して、頭皮を切り取る必要があった。それが今では後頭部から毛根ごと抜き取るだけで完了するまでになった。さらには髪の毛を刈り上げなくてもドナー採取ができるので、植毛をしたことがバレるリスクがものすごく下がった。

薬の副作用がない

また薄毛治療で怖いのはAGAで処方される薬の副作用である。男性ホルモンを減らす薬を投与することから、長期的な使用には副作用のリスクが付きのである。実際に僕の場合もフィナステリドを長く使用しているきに、精神的な不安定さを感じて薬をやめたし、今でもミノキシジルを服用しているから肝臓の数値が悪い。個人差はあるにせよ、どんな薬にも副作用があるので、それはきちっと理解しておく必要がある。とくにホルモン操作をする薬に関しては、最悪の場合、うつ病になる報告がすごく多く、日常生活に気障をきたすことがある。薄毛はたしかに深刻な問題ではあるし、だからこそみんなが飲んでしまうのだが、ホルモン剤を飲み続ける危険性はかなりでかい。

その点植毛に関しては、薬を常用する必要がないので、真の意味でも健康的であると言える。

女性でも安心して治療できる

そして最後は植毛

植毛はどのように行われてるのか?植毛の仕組みとメカニズム

植毛を行うときは後頭部や側頭部から髪の毛を採取します。側頭部から髪の毛を採取するのは、後頭部からの髪の毛では足りない場合なので、基本的には頭の後ろから移植する髪の毛(ドナー)を採取します。その理由は、後頭部や側頭部の髪の毛はAGA(若年性脱毛症)の影響を受けにくい元気な毛細胞があるからです。簡単にいうと、後頭部や側頭部のは年齢が進んでも禿げないということです。みなさんもおでこや頭のてっぺんが禿げた人をみることはあっても、頭の後ろや横が禿げた人を見た事がないと思います。つまり植毛ではその禿げない細胞だけを選んで、薄くなった部分に移植していくという仕組みによって成り立っています。

①後頭部からのドナーを採取する方法は2種類

後頭部から髪の毛(ドナー)を採取するには2つの方法があります。

①メスを使わないFUE式植毛

FUE式と呼ばれる植毛手術ではメスを使わないのが特徴です。パンチと言われる器具で後頭部からドナーになる移植毛を1株ごと抜いていきます。1本ずつ抜き取っていくのでドナー採取に時間がかかり、また植毛医の技術が必要とされる術式です。ARTAS(ロボット植毛)ではこの方式でドナー採取しています。メスを使わないので縫合する必要がないが特徴です。

②メスで切り取るFUT式植毛

もう1つはメスを使ってドナーを帯状に切り取るFUT式です。FUT式植毛は後頭部のドナー採取部分を帯状に切り取り、それを細かくグラフト分けしていきます。ドナー部分を帯状に切り取る事で、目に見えない頭皮の下まで目視することができるので、株分けの際にドナーを傷つけたり切断するリスクが下がります。そのため、FUT式の方が移植した髪の毛の生着率が高いと言われています。

②植毛後に跡や傷は残らないのか

植毛の方法によっては傷跡が残る場合もあります。たとえば、メスを使って後頭部の皮膚を切り取るFUT法では、ドナー採取の際に後頭部を縫合するので横一線の縫い傷が残ってしまいます。またメスを使わないFUE法だと縫い傷は残りませんがドナーをパンチで引き抜いていく際にできる赤いパンチの跡がしばらく残ります。ただしその傷は時間ともに薄れてほとんど目立ちません。基本的には後頭部は髪の毛が覆っているのでどちらの術式でも傷は目立ちませんが、傷が残るのがイヤだという人には、メスを使わないFUE法がオススメです。

自毛植毛のFUT法とFUE法 人気なのはどっち?気になる生着率や口コミを調査

③術後の生着率が高いのはどっち?

移植した髪の毛がどの程度しっかりと生えてくるかを示すのが生着率です。FUT法で植毛するか、FUE法で植毛するかで生着率は違うと言われていて、メスを使った術式の方が生着率が高いと言われています。生着率が下がる原因はドナーを採取するときに傷付けてしまったり裁断が原因、FUT式だとメスを使って頭皮を帯状に切り取るので、頭皮下に埋まっている毛細胞を確認しながらグラフト採取ができます。FUE式の場合は頭皮の下が見えないまま引き抜く作業をするので、ドナーを傷つけたり裁断してしまうリスクが上がります。

④植毛した髪の毛はどのくらい生着するの?

移植した髪の毛がしっかりと生着するのには3日〜1週間程度と言われています。自分の毛細胞を新しい場所に移植しても、遺伝子が同じなので拒絶反応が起こったり、生着しないということは基本的にはありません。ただし引っ掻いたり、植えた髪の毛を傷めると生着せずに毛細胞が落ちたり、死んでしまうことがあります。髪の毛が生着するまでの3~4日間はできるだけ頭皮に刺激を与えずに、安静に過ごすようにしてください。またお風呂で頭を洗うときも最初の3~4日間は水で汚れを流す程度で我慢して、シャンプーは1週間くらい控える方が生着率が高くなります!

生着率をあげるために植毛後に気をつけるべき事とは?

植毛した髪の毛はどの程度で生えてくるの

植毛した髪の毛は生着したあとに一旦抜けおちてしまいます。この時に「植毛した髪の毛が抜けるのは失敗なの?」と不安に感じる人が多くいますが、実際にはその反対で植毛が成功した証拠と言えます。なぜなら生着した髪の毛はそこから新しい毛髪サイクルを開始するので、休止期⇒成長期⇒衰退期の順を追って、また元気に活動するからです。だから髪の毛が抜け始めたということは、しっかりと生着した証拠なので、3ヶ月くらいの休止期を経て、10ヶ月後には元気な髪の毛がぎっしりと生え揃う事になります。

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植毛に掛かる費用や料金

植毛にかかる費用は、平均で70~150万ほどです。もちろんどの程度の量を植毛するかによって金額が変わりますが、後退した生え際を治す、前頭部が薄くなった部分に髪の毛を植える、頭頂部やてっぺんの薄毛を治す場合には、このくらいの費用が標準となります。費用だけで考えてしまうとどうしても割高感が否めませんが、実際にはAGA治療では薬を飲み続けないといけないことから、ずっと費用が掛かり続けるという意味では、金額的には対して変わりません。また必ずしも効果が出るとも言えないことをなどを考えると、実際には植毛の方が安いとも言えます。一生生え続ける髪の毛が生えるという確実な効果を買うという意味では、AGA治療よりもコスパが高いと言えます。

植毛費用を安くする方法は!?

少しでも植毛費用を安くしたいという人の場合にはモニター制度をオススメしています。モニター制度とは、クリニックの宣伝や広告に協力する代わりに、手術代を安くしてもらうという仕組みです。例えば植毛する前後の写真を提供したり、どのように植毛したかなどの症例を提供することで、かなり安く植毛することができます。もちろん本人の希望によってプライバシーは厳守されるので顔を出さない、名前を出さないなどでも利用できます。モニター制度を利用すれば、最大で30~50%ほど安くなるので、少しでも安く植毛したいという場合にはモニター制度を利用しましょう!

植毛手術は痛いのか

植毛手術をする場合には、FUE法とFUT法のどちらかで行います。

自毛植毛が満足されるのは、自分が期待していた効果が確実に得られるからです。育毛剤やAGA治療を行ってきた患者さんならその治療の効果がどの程度得られるのか経験していると思いますが、薬だけでは薄毛の悩みを完璧に治すことが非常に困難と言えます。AGA治療を始めれば薄毛は治ると思っていたのに、実際には少し髪が生えたきた程度。これでは薄毛改善とはほど遠い。もしくは効果はすごく限定的で、クリニックにススメられたサプリや高額治療を試したけど、結局満足を得られなかったという人は大勢います。その理由としてはAGA治療には限界があり、100%自分の髪の毛を元通りにすることが不可能だからです。もちろんAGA治療には医学的な根拠があり、たくさんの臨床データーを基に確立されたので一定の効果はあります。ところが薬による治療は個人差があり、薬の効果が出にくい人と出やすい人に別れてしまいます。また生え際が気になっていたのに、生え際にはまったく薄毛治療の効果が出ないなど、期待通りの効果が出ないのです。ここにAGA治療や育毛剤の限界があると言えます。

植毛するまでの一連の流れは!?

植毛までの実際の流れを簡単に説明していきます。

①無料カウンセリング

カウンセリングでは薄毛の状態をチェックします。そこから本人の希望に基づいてどんな植毛をしていくのがベストなのかプランニングや実際に植毛した場合のデザインを決めてシュミレーションをしてみます。また植毛についての注意点や確認事項などきちんと説明してもらいます。植毛の費用や料金についてもこの時に説明があります。なおこの時点ではあくまでカウンセリングなので、費用は発生しません。またカウンセリングに行ったからといって植毛すると決めなくてもいいので、まずは気軽に話を聞いてみることが大切です。

②手術日を予約

カウンセリング当日でもスケージュールを決めることができますが、やるかどうか少し検討したいという場合には、後日電話やメールで植毛を受けるか伝えることになります。手術の日程を決めて予約します。クリニックの多くは手術当日までに支払を完了させるような決済になっています。

②手術当日

手術当日はまずは最終確認をしながら、カウンセリングをします。

③術後検診

自毛植毛の流れやポイントを徹底解説!カウンセリングから術後ケアで大切なこと

植毛してから髪の毛が生えてくるのはどのくらいの期間!?

植毛した髪の毛が他の髪の毛と同じくらいまでに育つにはおよそ10ケ月程度掛かります。この期間には個人差もありますが、お医者さんが説明するときにも10~12ケ月と考えておいてくださいとの説明があります。植毛した髪の毛がそのまま成長するかというとそうではなく、植毛後はほとんどの髪の毛がいったん抜け落ちます。それから再び髪の毛が生え始めますが、その過程や状況を詳しくみていきましょう。

術後3日〜1週間で植毛した移植毛が生着

植毛した直後は植えた髪の毛がしっかりと生着していないので十分なケアが必要です。植えた髪の毛が死んでしまわないように、

植毛した髪の毛がそのまま成長するかというとそうでもなく、植毛後はほとんどの髪の毛がいったん抜け落ちます。これは植毛して新しい部分に遺伝子が生着して元気な髪の毛を再び生やすために必要で、一度抜けた落ちた髪の毛は3ケ月程度で再び成長します。その時生えてきた髪の毛は、周りの髪の毛よりも元気で太く、それからはずっと元気に毛髪サイクルを繰り返します。

生え際を植毛した場合の10ヶ月間の様子

頭頂部を植毛した場合の10ヶ月間の様子

⇒植毛手術してから1ケ月後の様子はこちら

⇒植毛手術してから2ケ月後の様子はこちら

AGA治療が万能でないというワケ

ありますが、効果は完璧ではないので、発毛効果や発毛する場所はやってみないと分かりません。もちろん効果が出る人もいますが、ほとんどの人は効果が限定的で満足できない、もしくは効果がないとうのが全体の60%以上を占めます。またAGA治療だと薬を飲むのを辞めたら元に戻ってしまうので、副作用が辛くても薬を辞められないというリスクもあります。AGA治療で使うフィナステリドは副作用が強い薬なので、世界中で薬の副作用に苦しんでいる人達がたくさんいます。

植毛後は薬や育毛剤を使わなくていいの??

AGAの欠点は薬服用をやめたら元の状態に戻ってしまうということです。ミノキシジルやフィナステリドを飲んだ事がある人なら分かると思いますが、一度飲み始めると、薬をやめるというのはなかなか勇気がいります。なぜなら、薬をやめたらまた薄毛がヒドくなり、元の状態に戻ってしまうからです。それが理由で効果がないと分かりながらも辞められなかったり、副作用での異常を感じながらも薬が辞められないといった症状に陥ってしまうのも事実です。

植毛の場合には、薬で効果をもたらすワケではないので薬を飲み続けたり、育毛剤を使い続ける必要はありません。身体のダメージを考えた場合には植毛なら負荷をかけずに薄毛を治すことができます。ただし植毛は薄くなった部分に髪の毛を植えるだけなので、薄毛の進行が止まるわけではありません。従って、多くの人は身体に負担がないミノキシジルだけを少量で飲み続けて薄毛を予防しているケースが多いです。

この場合は薬で薄毛を治すのではなく、発毛効果が強く、副作用の影響がほとんどないミノキシジルで薄毛を予防するということです。

 

こんにちは! 植毛看護師プニ子です。

さて、「気になる部分に自分の髪の毛を植毛してみたい」「最近よく聞く自毛植毛って実際はどうなの?」と思ったことはありませんか?

自分の髪の毛が抜けて薄くなってしまった部分に、自分の髪の毛が戻るなんて信じられないような話です。もし本当に髪の毛が生えてくるならちょっと興味あるな〜という方も多いのではないでしょうか。

でも、そんな夢のような話だと「逆に何か裏があるんじゃ……?」って勘ぐってしまいますよね。植毛で本当に髪の毛が生えるの?髪の毛を移植って安全なの?と心配になる方も居るかもしれません。

まだまだ自毛植毛の全てが語られることは少なく、効果や副作用などをきちんとわかるサイトがありません。そこで今回は、植毛事情に詳しい看護師プニ子が「自毛植毛のメリットとデメリット」の全てを細かくまとめていきたいと思います。

登場人物紹介

プニ子

大手クリニックなどで植毛を10年以上やってきたプロの看護師。現在は無料相談室でアドバイスをしている植毛・AGAのプロ。
→ 詳細はこちら

たかし

売れることを夢見る劇団員。売れる前なのにハゲてしまっていることをとても悩んでいる。どうにか自分の髪の毛を取り戻そうといろいろな薄毛治療をおこなっているけど効果が得られない薄毛難民。

自毛植毛ってどんなもの?

[st-kaiwa1]最初のテーマは「植毛ってどんなもの?」ですね。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]植毛って、まだまだやっている人が少ないと言われてますが、僕がいる舞台俳優や芸能人にはやっている人が結構多いんです。身近な役者仲間にも植毛している先輩が何人か居ますし。僕も薄毛が気になっていたので調べてみたんですが、すごい高いイメージがあって……。それに本当に生えてくるのか心配です。植毛って実際はどうな感じなんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]そうですね。パッと見た感じで料金だけを比べてしまうと、植毛の費用はかなり高めに見えてしまうかもしれません。たかしさんのように「本当に生えてくるの」って半信半疑で相談にくる方も多いです。

自毛植毛は、日本皮膚科学会によって決められた薄毛治療ガイドで、ミノキジルとフィナステリドと並ぶ最高ランクの評価を得ている治療で、確実な効果があると格付けされています。少し前までは植毛で髪の毛が生えるなんて信用できないと言われていましたが、今ではAGA治療に並んでもっとも人気の薄毛治療になっています![/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]そうなんですね。薄毛治療としてクレジットされているんですね。[/st-kaiwa2]

日本皮膚科学会による薄毛治療の格付けランクとは?

薄毛対策には日本皮膚科学会に規定されたAGA治療の格付けランクがあります。どの治療や育毛成分が薄毛に効果があるを協会が公式に発表したものです。

A=行うよう強く勧められる

B=行うよう勧められる

C1=十分な根拠がない

C2=根拠がないので勧められない

D=勧められない

この格付けの中で「薄毛に確実な効果がある」と保証されているのは、AGA治療で利用されるミノキジルとフィナステリド、そして自毛植毛の3つだけです。その他の薄毛対策は、薄毛回復に十分な根拠がありません。

薄毛治療で効果が認められているのはミノキシジル、フィナステリドと自毛植毛だけ

薄毛の効果が正式(医学的)に認められているのはミノキシジル、フィナステリド、自毛植毛の3つだけです。その他の育毛剤やヘアサロンは効果になる医学的なエビデンスやデータがないので、効果があるかは疑問です。

[st-kaiwa1]私はAGA治療と自毛植毛のどちらも見てきましたが、患者さんの満足度で比較すると、自毛植毛のほうがだん優れていたと感じています。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]具体的にはどんなところですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]AGA治療の欠点は、薬による治療なので効果がある人と効果がない人に分かれてしまいます。また副作用の後遺症に悩んだり、体へのダメージもあります。そして薬をやめたら元の薄毛に戻ってしまうので、皆さん副作用を抱えながらもやめるにやめられない状況になる恐れがあります。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]辞めるにやめられない治療か・・・気持ちは分かりますよね。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]それに比べて自毛植毛は、植えた分だけ確実に髪の毛が生えてきます。自分が気にしている部分にきちんと髪の毛を生やせるっていうのは植毛にしかできない優れた薄毛治療です。AGA治療と違って効果が確実なのは治療する上でとても大きいです。効果があるかないか分からない治療だと安心できないですから。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]たしかに。AGA治療の効果は確実じゃないんですね。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]私がAGA治療を行っているクリニックにいた頃の感覚で言うと、本当に満足していた患者さんは全体の30~40%くらいでした。AGA治療には一定の効果があるんですが、完璧に薄毛治るということはなかなかありませんでした。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]それってどんな感じですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。①AGA治療では効果が出やすい人と出にくい人がいます。もし効果が出たとして②その効果がどの程度なのか。という問題があるんです。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]そうだったんだ。それ詳しく教えてください。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]もちろんです。[/st-kaiwa1]

①AGA治療で効果が得られる人の条件

AGA治療では全員が効果を得られるわけではありません。AGAで効果を得れるのは原則的に次の2つの条件を満たしている場合のみです。

前提条件①若年性脱毛症が原因で薄毛になっている人(加齢や遺伝によるハゲ)

若年性脱毛症とは、ざっくり言うと、遺伝や加齢によるものです。これは薄毛を引き起すホルモンが悪さをすることで薄毛が進んでいきます。このホルモンを悪性ホルモンとします。この悪性ホルモンは普段は体内でうまくコントロールしているんですが、加齢や遺伝でコントロールが弱くなり薄毛を引き起こします。AGA治療で使うミノキシジルやフィナステリドという薬は、この悪いホルモンを上手に制御する効果があります。それによってハゲの進行を止めていきます。

前提条件②薄毛の初期〜中期症状で、毛根が生きている人。

前提条件の2つ目は、毛根が生きているということです。よく勘違いしているのが、AGAの薬を飲むと禿げてしまっているところから髪の毛が生えてくるということです。これは半分正解で、半分は不正解です。なぜならAGA治療で薬には死んでしまった毛細胞を再生する効果はありません。つまり薄毛が進行して髪の毛を生み出す細胞が死んでしまっている場合には薄毛の改善は見られません。髪の毛が生えてくるのは、休止期の細胞がまた稼働状態に戻った場合のみです。わかりやすく説明すると、本来だと元気に活動している毛細胞が弱くなることで薄毛は進行します。AGA治療では毛細胞にとってのプロテインを注入して、再び髪の毛を元気にしていくんですが、毛細胞が生きていることが前提になります。もし毛根が死んでしまっていては、いくらプロテインを注入しても、毛細胞は元気になりません。植物で例えると、植木にいくら栄養や水を与えても、枯れてしまったら新しい芽が出ないのと同じことです。頭皮でも同じことが言えます。薄毛が進行し過ぎてしまうと、毛根や毛細胞は死滅していまいます。そうするとどんなに薄毛治療をしても、二度と髪の毛が生えてくることはありません。

この2つの条件をクリアしていれば、AGA治療で結果が出ます。

②薄毛の改善はどの程度か。

薄毛が治ったといっても20代の頃のフサフサに戻るということはまずありません。みなさんはよくフサフサに戻った症例などを見ているので、AGA治療をしたら20代の頃のようになれると勘違いしています。ところが実際は薄毛がどの程度改善できるかは、薄毛の進行状況の浅さによって変わります。つまりどれだけ毛細胞が生きているかなんです。薄毛が進行している場合だと毛細胞は一定数死んでしまうので、効果があったとしても、全体的に薄く髪の毛が生える程度ということも少なくありません。

③薄毛治る場所は分からない。

[st-kaiwa1]こんな感じでAGA治療で効果が出る人には前提条件があるんです。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]そうだったんだ。AGA治療したら誰でも髪の毛を取り戻せると思ってたのに。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]植毛だと気になる部分をきちんと治せるというのも大きいですね。薬による治療の場合には効果が出る場所を選べません。薄毛治療したからって必ずも効果が出てほしい部分の薄毛が治るとは限りません。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]そっか。薬だと全体的にって感じなんですね。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。だから例えば生え際が気になっているから治療をはじめたのに、生え際に全然効果がないってことが考えられます。もしタカシさんが薄毛治療をするとして、この結果に満足できますか?[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]うーん、、ちょっと難しいですね・・・。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]そうですよね。そこが問題なんです。自分が薄毛を隠したいから治療をするのに、薄毛が隠せないとなると治療する意味を考えてしまう。AGA治療で満足いった人はそれですごくハッピーです。でも自分が思っていたように効果がでなかったら、今度はそれがストレスに変わっちゃう。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]それは本末転倒ですね。聞けば聞くほど薬による治療の限界を感じます。それに比べると植毛は安心できそう。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]そうですね。パッと見だと費用が高いと感じちゃうけど、確実に効果があるならそこまで高いとは言えません。AGA治療だってずっと続けるんだから、トータルの費用は結果的に高くなるわけだし。それで効果が出ないってこともありますから。それに副作用がないことを考えたら安全も買えるんですから。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]AGA治療の副作用ってどのくらい恐いんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。実はここが一番深刻なポイントと言えるんですが、AGA治療には副作用のリスクが必ずあります。どのくらい副作用のリスクが深刻かというと、海外では社会運動にまで発展しています。製薬会社も副作用のリスクを改めて明記したり、副作用で苦しんでいる人達の団体まであります。日本では製薬会社がすごく強い影響力があるのであまり報道されませんが。詳しくはこちらを見てください→[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]髪の毛を取るか、健康を取るか・・・究極の選択ですね[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]もちろん全員が副作用に苦しんでいる訳じゃないです。ただ薬による治療はずっと飲み続けることが前提になるので、どこかで副作用の問題に突き当たる可能性が高いです。もしそこで薬を辞めたら、また元の薄毛の状態に戻ってしまうんです。それでもAGA治療をするのが本当に正しいのかっていう部分は疑問です。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]確かに。最初から限界点ががあって、そこに行ったら辞めて元に戻る。それなら他の方法で薄毛対策した方がいいんじゃないかってなりますよね。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]はい、そこが正しい薄毛治療の本質だと思います。これは別記事で詳しく書いていますが、AGA治療の効果は限定的で、体にも負担があります。その点、自毛植毛の効果は確実で、副作用の心配がありません。どっちがおトクかって考えたら、絶対後者なんです。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]そうですね。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]そもそも薄毛は治ったけど、寿命が短くなった、健康じゃなくなったというのであれば元も子もありません。私もやみくもに自毛植毛が良いと言っているわけではないのですが、たくさんの患者さんと接してきて言えることは、自毛植毛に切り替えた患者さんの方が薄毛治療へストレスが減って、治療に対する満足度が格段に高いということです。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]植毛の方がみんな満足しているってことですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。植毛に切り替えてからみなさんがおっしゃるのは「最初から植毛していればよかった」「こんなに簡単に治せたらはじめから植毛していた」などです。患者さんのQOL(Quolity Of Life)を考えた場合には、自毛植毛が一番オススメできます。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]そっか。ちょっと真剣に考えてみたくなってきました。[/st-kaiwa2]

患者さんのQOLを考えたら植毛が一番ベストの選択

値段やお手軽さも薄毛対策では大切なポイントです。しかしずっと向き合っていく薄毛治療なので、効果や体へのストレスなども考慮する必要があります。薄毛治療の経験者が答えたベストな薄毛治療は自毛植毛が1位でした。

植毛ってどんな仕組みなの?効果やメリットの実態を解明!!

[st-kaiwa1]次はのテーマは「自毛植毛の仕組み」についてですね。長かったけどやっと本題です。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]あの、そもそもの疑問なんですが….髪の毛って本当に移植できるんですか??植毛した髪の毛が結局また抜けちゃって、手術が無駄だったなんて事はないんですか??[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]それを説明するためには植毛の仕組みから理解してもらう必要があります。皆さんは、植毛ってただ髪の毛を頭皮に植えているだけっていうイメージを持っていませんか?[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]え。。。そうじゃないんですか??[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]自毛植毛はもっと考えられた技術で、髪の毛をただ植えるだけではないんです。実際には、髪の毛を作り出す毛細胞ごと移植していきます。髪の毛だけ植えた場合だとそれが抜落ちたら終わりですよね。ですが、髪の毛を作り出す細胞ごと移植したら、髪の毛が抜けたとしてもまた新しい髪の毛が再び生えてきます。つまり植毛した髪の毛がずっと生え続けるように細胞ごと移植していくんです。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]それは知りませんでした。てっきり髪の毛だけを植えていくのかと。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]移植の仕組みを知ってもらえればもっと安心して植毛を受けてもらえるはずです。自毛植毛の本質は、髪の毛を植えるだけでなく、健全なヘアサイクルがおこなわれる毛髪環境をもう一度再生してくれることなんです。だから植毛した毛髪はずっと生え続けます。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]それってすごいですね。

あ、でも待てよ。。。そうするとやっぱり、ハゲてしまった部分と同様で、植えた組織もいずれハゲてしまうってことになりませんか?せっかく植えたのに、数年したらまたハゲちゃったりして……。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]とても良い質問ですね。その辺はお医者さんもすごく考えました。そしてそれを解決する方法を考えたのです。その方法とは、将来絶対に禿げない髪の毛を植毛すればいい!!っていう理論でした。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]そんな夢のような話あるんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。そうなんです。それが自毛植毛の本当にすごい効果と言えます!一度植毛した髪の毛は一生涯生え続けてくれます。そのために植毛に使う髪の毛と細胞は、一生禿げることがないものだけを選んで、生え際や頭頂部などに植えていきます。だからその細胞は一生の間、ずっと髪の毛を生やし続けてくれます。一度植えた毛というのは一生モノなんですよ。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]一生死なない髪の毛なんてあるんでね。そんな技術があるなんて信じられません。。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]そうですよね。そのためにお医者さんも私たち看護師もすごく細くて大変な手間ひまをかけて植毛を行っているんです。肩こりもすごくしますし、目も痛くなります(笑)[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]まさに職人技といえる仕事ですね。選別はどうやってしていくんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]植毛に使う毛髪は後頭部から採取していくのはご存知ですか?なぜ後頭部の髪の毛を使うかというと、後頭部に髪の毛が沢山生えているという理由だけではないんです。後頭部の毛髪に一生禿げない毛細胞があるからなんです!![/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]え?それって本当なんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]理由はまだ全て解明されているわけではないんですが、後頭部の毛細胞は一生死ないことが医学的に判明しています。後頭部の髪の毛はAGA(若年性脱毛症)の影響を受けないんですね。タカシさんは後頭部が禿げている人ってみたことあります?[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]後頭部の禿げか・・・言われてみれば見た無いですね。でも禿げないって言われてもイマイチ信用できないな…。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]ではサザエさんの波平さんをイメージしてみてください。波平さんはAGA型のの薄毛なんですが、側頭部と後頭部の髪の毛だけは見事に残っていますよね。人間の薄毛は生え際から頭のてっぺんにかけて起こるんですが、後頭部や側頭部では起こらないんです。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]波平さん(笑)。だからその部分の髪の毛を移植すれば一生生え続けるというのが植毛の効果の理由なんですね?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]はい。その仕組みをフルに活用している医療技術が自毛植毛です。 AGA治療は薄毛進行し過ぎていると手遅れになってしまいます。薬で治療できるのは禿げる前の毛根の休止期までなのです。毛根が死んでしまっている場合には薬の効果はありません。ところが自毛植毛は、生きている毛根、それも体の中で最強の毛根だけを選んで、禿げちゃった部分に植え付けるって最強の技なのです。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]すごい技術だな[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]その通り!!だから自毛植毛というのは、ある意味では理想的な発毛方法なんです。自分の髪の毛を植えているわけですから、体が拒絶反応をすることもないし、薬などの副作用もありません。そして気になる部分をピンポイントで確実に髪の毛を増やせるわけですから。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]なんだか植毛のイメージがガッツリ変わってきました。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]植毛ってすごく高いというイメージばかりが先行してしまっていますが、一生モノと考えたらそこまで高くないんです。 AGA治療や育毛剤というのはずっと使いづけないといけません。それは結果的にはとても割高な治療になってしまいます。それなら副作用もなくて、確実に効果がある植毛の方がメリットが大きいのです。

だから植毛のメリットや効果を理解している人はAGA治療をやめて植毛に切り替えるという人がすごく多いです。 だって植毛って体にダメージもないし、すごく理想的な結果を得られる唯一の薄毛治療ですからね。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa1]植毛の仕組み=植毛のメリットと考えてもらっていいんですが、「①確実に髪の毛が生える」「②気になるところに生やせる」に加えて、③植えた毛髪は一生生え続けるというのが、植毛の特徴なんです。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]なるほどなー。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]AGAだと「確実な効果が約束されていない」と「薬の効果がある場所を限定できない」というのが弱点でした。植毛は自分の後頭部から髪の毛を採取して、それを気になるポイントに植えることができます。だからこの①と②の悩みを同時に解決できるんです。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]ここまでくると植毛がどれだけすごいか分かってきちゃいますね。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]これは別記事で詳しく書いていますが、AGA治療の効果は自毛植毛には、副作用の心配がありません。薄毛は治ったけど、寿命が短くなった、健康じゃなくなったというのであれば元も子もありませんよね。AGA治療だと健康を取るか、髪の毛を取るか、という究極の選択をしないといけないとも言われています。。ただ私はやみくもに「自毛植毛」をオススメしている訳ではないです。費用が高くなっているのにはちゃんと理由がありますし、自毛植毛にもデメリットがあるので次はそそのあたりをしっかり解説するつもりです。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]分かりました。よろしくお願いします![/st-kaiwa2]

自毛植毛だけの効果やメリットまとめ

自毛植毛は髪の毛をただ移植するだけでなく、毛細胞ごと移植する技術です。髪の毛が抜けても生え変わるようになるので、抜け毛などを気にしなくてよくなります。そしてその細胞は一生涯毛サイクルを続けるので、生涯ハゲる心配がいりません。遺伝的に禿げてしまう人でも、一生涯禿げなくて住むようになったのはこの植毛技術の発達によるものなのです。

自毛植毛のデメリットについて

[st-kaiwa1]次のテーマは自毛植毛のデメリットです。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]植毛のデメリットについて教えてください。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]まずは本質的な部分ですが、植毛には薄毛を抑止する効果はありません。あくまで薄くなってしまった部分を治すというのが植毛の基本コンセプトです。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]なるほど。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]AGA治療には薄毛を予防する効果があるので、理想としては、植毛で薄毛を治しつつ、AGAのお薬でハゲないように予防するプランがオススメです。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]でもAGA治療だと副作用のリスクが??[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。AGA治療での副作用リスクが高いのは、フィナステリドです。ミノキシジルには健康を害する副作用はほとんど無いとされています。だから植毛後にミノキシジルを少量飲むという人は結構多く、それが理想的な薄毛解消法と言えるでしょう。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]なるほど。ほかにはどんなリスクがありますか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]やっぱり料金ですかね。植毛に掛かる費用の相場としては70~100万くらいだと考えてください。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]いくら効果があると分かっていも、そこはやっぱりネックに感じますね。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。AGAは月々1万円程度で治療できるので、一回の支払だけで比較するとどうしても割高感が否めません。そこをどう考えるかにもよりますが、確実な効果と副作用の心配がないという意味では本当は高くないんですけどね。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]なんとか安く抑える方法とはないんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]皆さんが一番活用しているのはモニター割引です。モニター割引制度を使うと、最大で半額近くにまでなります。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]モニター制度ってなんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]モニター制度っていうのは自分の治療の経過などを公開して、クリニックの宣伝に協力する仕組みです。どの程度協力できるかで料金が変わります。あくまで自分がOKなラインまで協力するってカタチでもできるんで、無理しないで大丈夫ですよ。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]顔出しとかはちょっと抵抗ありますもんね。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。やっぱりプライバシーはありますよね。皆さんがだいたい選ぶのは顔出し無しで、植毛する前後の写真とか経過の写真を提供する程度ですね。それでも3割引くらいにはなるんで。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]それなら良いかもしれません。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]料金などが気になる人はこちらを読んでみてください。最安の植毛クリニックやモニター制度で植毛する方法など詳しくまとめています。[/st-kaiwa1]

【2018年最新版】最安の植毛手術はいくらでできるの?費用や料金を徹底比較!!

[st-kaiwa1]AGA治療に比べて少し割高に感じますが、ずっと薬を飲み続けることを計算してみると費用はそこまで変わりません。むしろ薄毛を治すという効果においては比べ物にならいなくらい植毛が高いので、コストと効果のバランスを考えると圧倒てきに自毛植毛が優れているんです。ここまで髪の毛がきちんと再生する薄毛治療は自毛植毛しかありません。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]そうですね。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]植毛にも安く受ける方法があるので、色々な方法を試すのがよいと思います。[/st-kaiwa1]

痛みや傷の程度は??実際の植毛を見てみよう

[st-kaiwa1]実際に植毛するってイメージがなかなか湧かないと思うので、植毛クリニックで実際にどんな自毛植毛が行われているのか見ていきましょう。今回は「アスク井上クリニック」という新宿にある植毛クリニックの例です。[/st-kaiwa1]

アスク井上クリニックのホームページに書いてある内容

移植した髪の毛は生え続ける
髪の毛の多い部分から髪の毛を移植する
メスは使わず切る必要もない
頭を剃る必要もない

[st-kaiwa2]これって、植毛手術の条件としてはどうなんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]そうですね。植毛を行う条件としては良いですね。逆にこれくらいの条件じゃないと我慢するポイントも多くなってしまうと思います。

ひと昔前なら植毛するときは丸坊主にしないといけない、後頭部にメスを入れないといけないというのが普通でした。当時の技術ではそうするしかなかったんです。ところが最近に植毛技術では丸坊主にする必要もないし、メスを入れる必要もないというところまで進歩しました。ただしその場合は少し手間がかかるので平均して10~15%くらい費用が高くなってしまいますが。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]へぇー……昔よりずっと楽になったんですね。仕事があるので、丸坊主とかは結構勇気いるし、とにかく気まずい。なんで坊主になったの?とかみんなに聞かれるし。それにメス入れるのもやっぱり怖いですよね。痛いのは苦手です。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]みなさん考えることは同じですね。男性にとって坊主頭にするっていうのはハードルが高いですよね。あとはメスで切るっていうのも実際には怖いと思います。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]メスを入れた場合は傷跡が残ってしまうんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。縫合した跡が傷として残ります。メスを入れるのは後頭部なので傷跡が見えることはほとんどないのですが。担当した先生の腕にもよるんですが、上手な先生だと手術したあとはほとんどわからないくらい綺麗になります。ただそれでも薄っすらとした傷跡は残ってしまいますね。写真で見てましょう。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]メスを入れない場合の植毛はどんな感じなんでしょうか。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]メスを入れない場合には、後頭部を刈り上げる方法と刈り上げない方法があります。どちらもパンチというもので髪の毛と頭皮の下にある毛細胞を採取するので、採取直後は赤い斑点のような傷になります。ただしこの赤くなった部分は1週間程度で消えます。こちらも写真を見てましょう。[/st-kaiwa1]

メスで切る植毛からメスで切らない植毛へ

最近ではメスで切らない植毛が主流になっています。メスで切る植毛は「FUT植毛」と言われ、後頭部からドナーになる部分をメスで切り取る方法です。一方でメスで切らない植毛は「FUE植毛」と言われ、後頭部からそのままドナー部分を採取します。切らない場合は功労部を刈り上げる方法と刈り上げないで、そのまま採取する方法がありますが、剃り上げない方は手間がかかる分、費用が若干あがります。

詳しくはこちら

[st-kaiwa2]採取のときは痛みってあるんですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]いいえ、植毛中は麻酔をしているので痛みは感じなくなっています。これは髪の毛を植えている時でも同じです。まずは術前に鎮静剤を打ります。注射して2~3分したら意識がぼーっとしてくるので、そのまま眠ってしまう人がほとんどです。チクッとした痛みさえ耐えれば痛みは終わりです![/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]痛みには弱いのでそれなら助かります。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]念のために説明しておくと、グラフトの植え込み時には局部麻酔もします。だいたい眉の上あたりに注射すると頭皮の部分の感覚がなくなって無痛になります。状態を見ながら麻酔をしていくので、麻酔が効き過ぎて体調が悪くなるということもありません。[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2]なるほど。植毛している間は寝ちゃってる感じですか?[/st-kaiwa2] [st-kaiwa1]はい。そうですね。意識はある状態なので眠れないときはテレビを見たり、DVDを見ていることも可能です。[/st-kaiwa1]

ちなみに術後の痛みとかはどんな感じなんですか?

術後も痛みはほとんど無いと考えてくれて大丈夫です。麻酔がきれたころにジンジン痛みがするとかはないですね。植毛はとても小さい穴を頭皮にあけながらおこなっていくんですが、傷が小さいと人間って痛みを感じないんです。そのため植毛後の痛みはほとんど感じません。

それなら安心です。

ただし植毛した部分は血がにじんだり、ちょっとグロい感じになっているのでそれだけは2〜3日我慢が必要です。体質によっては若干痛みを感じるという人もいるので、一応痛み止めや鎮静剤などはクリニックで処方されます。

もしメスを入れる植毛をした場合だと痛みはありますか?

そうですね。メスを使った場合にはどうしても縫合が必要になりますので少し痛みが残ります。ただし傷はとても小さいので、痛みというよりはむしろ突っ張り感やハリを感じるという感じに近いです。その違和感は抜糸が済むまで続くので、そこまでは我慢ですね。

痛みが心配だという人はこちらをご覧ください。⇒

植毛のメリットまとめ

植毛するのにメスを使う不安や痛みの心配はほとんどいりません。今は植毛する方法にもバリエーションがあるので、髪の毛を剃る必要もないし、メスを入れる必要もありません。痛みに弱い人でも安心してぐっすり寝ているだけで植毛手術を終えることができます。

植毛が向いているひとはどんなヒト?

 

植毛が向いているのはどんな薄毛の人?

ちなみに植毛する人にはどんなタイプが多いんですか?どのくらいハゲているのかとか、薄くなっている部分はどんな感じなのか気になります。

植毛の一番多いパターンは、前頭部の生え際が薄くなってしまった部分を植毛する、M字ハゲの薄毛の部分に髪の毛を植える、頭頂部の薄毛が隠れるように植毛するなど、薄くなって頭皮が見えてきた部分に髪の毛を増やすというのが一般的です。

どれくらいの髪の毛を植毛すると薄くなった部分が隠れるんでしょうか。

前頭部の生え際の薄毛だと1000~2000、M字ハゲだと1500、頭頂部の薄毛だと2000本くらいが目安ですね。面積にもよるんですが。

じゃあ薄毛になった部分だけに髪の毛を植えれるってことなんですね。

はい、そうなります。だからすごく効果的だし、自分が気になっている部分を隠せるというのは他の治療では絶対にできないことなんです。育毛剤やAGAの薬の治療では効果のエリアを限定できないですからね。

たしかにAGAのプロペシアやミノキシジルでは効果の範囲を限定できないですもんね。効果が欲しい場所にかぎって効果が出なかったり・・・。

そうですね。それができるのは今のところ植毛だけです。

逆に完全にハゲてるわけではないけど、もう少し髪の毛のがあるといいなって部分に植毛するというのも可能なんでしょうか。

もちろんそれも可能です。髪の毛を増やすという方法ももちろんあります。スカスカになっているんだけど、その中に髪の毛を植えて、頭皮が見えないようにするってできるの?っていう患者さんは実際に結構多いです。

そういうニーズはやっぱり多いんですね。

派遣なら、理想のライフスタイルを実現できるかも?

植毛業界の売上というか、「需要」についてはどうなんですか? 世の中的に。

自毛植毛の需要は、他の薄毛治療の中でもすごく「伸びている」と言えますね。2013年に発表された厚生労働省のデータを見てみると、直近5年間の医薬品全体の生産金額の伸びが約9%。で、同じ期間でみたときの「自毛植毛」の伸びが約23%です。

お〜、すっごい伸びてる! ちょっと意外。

そうですか? 私は順当だと思いますけどね。

知ってるかもしれませんけど、いまAGAの治療での薬治療にも副作用を心配する声が高まっています。いくら薄毛が治るからといっても、深刻な病気になってしまっては元も子もないので。また効果も明らかにわかる「植毛」がもっともよいということに世間もちょっとずつ気付くようにりました。体に負担を与えて無理に髪の毛を生やそうとするのではなく、今ある余分な髪の毛を少ないところに移植しようという考え方に注目が集まっているんですよ。

なので、今後も自毛植毛のニーズはどんどん高まっていって、扱う場所もだんだん増えていくんじゃないかと思いますよ。

なるほど。そうすると今後、植毛を専門にやってる看護師っていうのも増えてくるかもしれないですね……。

女性でも植毛する人が増えています。

女性にも植毛する人はいるんですか?

35~40%くらいは女性なんです。タカシさんにはわからないと思いますが、女性にとって髪の毛は本当に大切なんです。髪の毛が細くなったり、薄くなったりして地肌が見えるとどうしても年齢を感じさせてしまうので。それなのに女性はパーマかけたり、染めたりすることが多いので年齢関係なく若い方でも薄毛に悩んでいたりします。

植毛するのは男性だけだと思っていましたが、女性も悩みとしては深刻なんですね。

はい。それは男性も女性も同じですね。髪の毛が減ってしまうとどこか老けてみえるというのは皆さん感じていることなので。

さらに女性の場合だと薄毛に使える薬などが限られてしまっているんです。たとえばAGA治療で一般的なプロペシア(フィナステリド)などは、女性ホルモンを分泌させる薬なので、女性だと服用できません。あとは女性だと副作用が強く出すぎてしまったりすることもあるので、あまり効果的な治療を望めないのが現実なんです。

そうなんですね。女性はちょっとかわいそうですね。植毛に関して言えば、女性の場合、男性と違うポイントはありますか?

女性の場合は髪の毛が細いので植毛の手術の難易度があがります。また女性の場合だと男性に比べて生え際の形、おでこの形に特徴があるので、腕の良い先生じゃないと仕上がりが不自然になってしまうことがあります。

女性の生え際やおでこが特徴的というのは?

例えば生え際のケースで言うと、女性は産毛のような細くて柔かな毛が密集しています。その産毛のあとに徐々に太い髪の毛が生え揃いながら生え際が形成されているんです。

そんなの知りませんでした。

はい。そうですね。それくらい植毛のプロである私たちは生え際の形成を大切にしています。逆に生え際のが不自然だと植毛したのがバレてしまったり、どこかアンバランスな印象になってしまいます。実際によく観察してみないと気付かないレベルで私たちは植毛しているんです。だから自然の生え際が再現できるんですね。

なるほど。

これは女性にだけ言えたことでなく、男性患者さんのときも同じです。話を戻すと、女性っぽい生え際をデザインするにはお医者さんがきちんと髪の毛の太さを選別しながら、細い手術を行っていかなければなりません。

言われてみれば、僕ら男性の生え際と違うような・・・。

全く違うと考えてもらっていいです。正直、下手な先生だと女性の生え際の形成は難しいです。先生選びがとても重要になります。

→女性の植毛の注意点は生え際を形成するデザイン

そうなんですね。女性の植毛が多いのは意外でした。

傷跡や火傷跡の禿げてしまった部分にも植毛できる

あとは植毛の修正手術というのもあります。これは事情があって一部分にだけハゲができてしまった患者さんのための植毛です。

たとえば火傷で髪の毛が生えなくなってしまった、怪我による傷跡がハゲになってる、手術などの縫いギズがハゲになってしまっているなどがあります。こういう部分を植毛技術でキレイに直せるんです。

やけどや傷跡にも植毛ってできちゃんですね?そういう患者さんもいるんですか。

居ます居ます。植毛はただ髪の毛を生やすだけでなく、治療としての植毛という選択肢もあります。

とくに娘さんの傷跡などを心配して来てくださるお母様などが多くいらっしゃいます。小さいころにブランコから落ちて頭をぶつけてしまった。病気で頭皮を手術したときの跡が残ってしまっている…その部分が目立つのでなんとかしたいという患者さんたちですね。そういう場合でも植毛をすれば傷跡がキレイに見えなくなるんですよ。

すごい……すごすぎる……。

そういう症例だと本人もお母さまも泣くほど喜んでくれます。頭にハゲがあってそれでイジメられてたけど、手術してそれがなくなったとかはよくあるお話です。怪我や火傷あとにも手術できるというのが植毛の魅力だと思うんです。

2.植毛のデメリット。なにが欠点なの?

あの、いま僕、植毛っていう選択肢が魅力的すぎて、ちょっとやりたいなって気分になってるんですけど。もちろん、デメリットもありますよね?

残念ながらありますね。デメリットは大きく2つあります。まず1つ目は「費用が高い」ことです。

これは植毛だけに限った話ではないんですが、保険適用外なんです。美容整形なども含む見た目をもっとよくしたいという医療行為や治療には保険が適当されないんです。もちろんAGA治療にも保険が効かないので全て自費負担になってしまいますよね。

やっぱり、そうですよね。それはなんとなくそうだろうなと思っていました。それにしても高い・・・失礼ですが、ぶっちゃけ儲け過ぎじゃないんですか??

そうやっておっしゃるお客さんも中にはいます。ただ「ここまでやるんだ!植毛手術の様子をレポートしてみた」とか見てもらうとわかるんですが、植毛の手術って本当に大変な作業なんです。将来禿げることがない髪の毛の細胞を見つけ出しながら、細胞を痛めないように一本ずつ慎重に抜いていく。そしてそれを針の穴より小さいところに何千本と植えていくわけですから。

なるほど。

そしてどうしても費用が上がってしまうもう一つの理由は、1人の植毛するのに医師のほかに最低でも3~4人の看護師、多い時には5~6人の看護師を動員して植毛手術をしていきます。

え、植毛はお医者さん一人でするんじゃないんですか??

もし一人だったらおそらく2〜3日掛かってしまうと思います(笑)

お医者さんは後頭部から細胞と髪の毛のセットを一つずつ採取します。これを植毛業界の専門用語ではクラフト(株)なんて言います。この採取したクラフトを、今度は看護師が1つずつ細胞が死なないように細かく仕分けをしていくんです。一つの細胞が1mm以下ですから本当に大変なんですよ。

そしてこのクラフトを気になるところに植毛していくんですが、これまた本当に骨が折れる作業です。頭皮1cm四方の正方形の中に 80株くらい入れていくんです。これがだいたい6時間~10時間掛かるわけです。

あらら……正直、そこまで大変な作業だとは思いませんでした。

これからはAIなどが搭載された植毛ロボットが開発されて手術が自動化されるようになれば費用はグッと下がると思いますが、現状だとどうしても沢山のスタッフの時間を使うので、値段に関してはそこまで下がらないと思います。

ただ費用に関しては必ずしも無理する必要はありません。費用は植毛する本数で決まるので、あまり費用が掛けれなければ植える面積を小さくして、植える本数を少なくすれば大丈夫です。

そうなんだ。でも本数が少なくなると透け透けの状態でかっこ悪い仕上がりになったりしませんか?

もちろん髪の毛の量が減るということは密度が減るので、透けた状態になることもあります。ところがお医者さんもプロなので、限られた本数でどのように植毛したら自然なのか、どのくらいの範囲をやるのがベストかしっかりと考えてくれます。これは経験がモノをいう世界なので専門家に任せるのが良いです。

先生がうまく調整してくれるって実際にはどんな感じなんでしょうか。。同じ本数でも面積を変えることができるんですか??

これはよくあることなんですが、予算的に植毛する上限が限られているとします。その場合はには、密度を濃くするのか、範囲を広げるのかなどをお医師に希望を伝えてもらいます。その時の患者さんの要望がどうしても不自然だった場合には、お医者さんはこうした方がよいうというアドバイスをしながら患者さんが納得できるようなカタチを考えてくれます。

一箇所だけすごく髪の毛が増えるようになるよりは、全体的にうっすらと植える方が自然な場合もあります。一番大切なのは自然な仕上がりにすることなので。

植毛できる髪の毛には上限がある

それで、もうひとつ植毛のデメリットというのは?

2つ目のデメリットは「植毛数には上限がある」ことです。あまり指摘する人がいないのですが、とても重要になるポイントです。

これはどういうことかと言いますと、髪の毛は後頭部から毛細胞ごと採取してくれるわけですが、この毛細胞は一度採取してしまうと二度と再生しません。つまり極端な例をいうと、後ろの髪の毛を全部植毛に使ってしまった場合には、もう植毛に使える髪の毛がなくなるだけでなく、後頭部がツルツルになってしまうということです。こんな逆ハゲ現象は見たことないと思いますが(笑)

みんな振り向きますね(笑)

冗談はさておき、このように一度細胞ごと採取してしまった部分位は未来永劫髪の毛が生えてくることがないので、髪の毛を採取するときには後頭部がスカスカにならないように工夫しながら髪の毛を採取していきます。たとえば一箇所から取りすぎずに、広い部分からちょっとずつ採取することで、細胞を採取しても全然わからないようにします。

そうなんですね。じゃあ場合によっては、条件が厳しくて全部の植毛ができないことがあるんですか?

ありますね。例えば、希望する植毛したい本数と、在庫の数が合わない時。植毛したい面積が大きいけど、植毛に使える髪の毛が少ないと、植毛に限りがあるということです。その場合にはどうしても望みどおりの植毛ができない、なんてこともあります。その場合は、後ろだけでなく横からも髪の毛を採取します。

そうなんだ……いやー、あちこちから髪の毛を集めるということもあるんですね。……。

一般的に言われているのが、日本人で植毛に使える後頭部の毛の数は12,000本程度と言われています。なので12,000本を超えない程度に植毛するというのが現在の植毛業界の常識です。ただ12,000本も植毛したことはこの12年のキャリアで一度もありません。

なるほど。

その対応策としては、後ろの毛も年と共に減っていってしまします。だから若い頃から少しずつ移植していくのが一番良い方法なんです。そうすれば一生薄毛に悩むことはないので。後ろの毛は年齢に関係なくほとんどなくなるわけではないので。ただ植毛する在庫が少ないと、植毛できる場所も限定されますし、髪の毛を探すのがけっこう大変になります。

条件に合う勤務先が近場で必ず見つかるとは限らない!

ちょっと話がそれますが、最近では京大の山中教授などがSTMP細胞の研究でとても成果をあげられています。仮に将来、後頭部の毛細胞を培養して再生する技術が生まれることがあれば、植毛できる上限数がなくなるので薄毛はなくなるよねと先生たちは話しております。夢のような話ですが、現実そういうことがイメージできる時代になりました。この世から薄毛男性がいなくなるのも時間の問題かもしれませんね。

生きているうちにそうなったらいいな。山中先生、頑張ってください!!!

3.植毛した髪の毛が抜けちゃうって実際、あるの?気になる生着率は?

植毛っていうと、やっぱり気になるのは「生着率」です。

植毛した人の中には、「植毛ってちょっと興味あるけど、植えた髪の毛が本当にそのまま育つの?せっかく植えたのに生着しないでそのまま抜けちちゃわないのか心配……」みたいな人も居るんじゃないかと思うんです。そのあたり実際、どうなんですか?

そうですね、相談に来られる方もほとんどの方が植毛後の生着率を気にされていますが、結論から言うとおよそ95%が「しっかりと生着」します。これはお医者さんの腕によりますが、どんなに低くても85~90%はそのまま生えると言えます。

なるほど。思ったより生着率ってずっと高いんですね。移植してそのまま生えるなんて本当に不思議です。

はい。でも植毛の手術後に髪の毛を掻きむしったり、引っ掻いたりしてしまうと、せっかく植えた髪の毛が死んでしまうこともあります。

そうですよね……。

実際、昔は生着率がもっと低いと言われていました。ところが最近では植毛手術に使われる機材なども進化して、ほとんど髪の毛の細胞を痛めないで株を切り分けたり、植えたりすることが可能になったんです。それによって生きた細胞をロスすることも減り、植えた後の生着率もたかくなったんです。

昔は髪の毛を植える時に、頭皮に切り込みを作って、そこに髪の毛の細胞を埋め込んでいました。それだと傷が残るのと、生着するまでに時間がかかり、生着する前に抜けおちてしまいます。その当時は「せっかく植毛したのに全然生えてこない」と言われることも多くありました。

うわぁ……そんな風に思われながら働くなんて、すごく嫌です……。

ま、ただですね、先生たちも私たちも植毛が技術的にすごく優れていることは感じていたんです。だから生着率をあげるためにどうしたらいいかということをすごく考えました。そしたらある先生が切り込みじゃなくて、穴にしたらいいんじゃないかと思いつき、それが生着率を格段にアップさせるきっかけになったのです。

その時歴史は動いた・・・的な話ですね。

はい、そのくらいのインパクトはあったわけです。そこからはそういう道具を作って、パンチと言われる機材で頭皮に極小の穴をあけます。その開けたあなに細胞を埋め込んでいくわけです。これで生着率が一気にUPしました。

派遣だからといって露頭に迷うことはない!

へー! それはすごいですね。

今ならよっぽどのことがない限り、移植した髪の毛が生着しないということはありません。

ということは、「生着率」についてはあまり考える必要はないんですか。

基本的にはそうです。

良かった……。

ただ、技術がない先生や看護婦さんたちが植毛を行った場合には効果は保証できません。そこは注意してくださいね。

4.植毛は、ちゃんと「植毛を丁寧にやっているクリニック」を選べ

ありがとうございました。あとはもう、植毛クリニックを選んでカウンセリングに行くだけでバッチリですかね?

ちょっとまってください。植毛クリニックっていうのは、クリニックによって手術の方式が違うんです。私は長年のキャリアでいろいろな手術をサポートしてきましたが、メスを入れないFUT方式がいいと思っています。

えっ、そうなんですか?! それは、どうしてなんですか……。

メスを入れると傷が残ってしまうし、やっぱり術後も痛みが残ります。頭皮ってとてもストレスを感じやすいところなので、術後にツッパリ感というか、引っ張られる感じが残ります。もちろん慣れてしまうし、痛みは1~2週間ほどでなくなっていくものなんですが。それでも3~4年前まではこの術式でみなさんやられていたんですがね。

じゃあ、今は切らないオペがオススメなんですか?

選択肢はいくつかありますが、まず私がいつもおすすめしているのは、メスをいれないFUT式ですね。

アスク井上クリニックの院長の井上先生は私がもっとも尊敬しているお医者さんの一人です。井上先生はもともとアイランドタワークリニックの院長をやっていたんですが、最近はこだわりの植毛を求めて自分のクリニックを作りました。儲け主義じゃない珍しい先生で、本当に技術を追求しているような先生です。植毛においては経歴、技術、手術実績も業界最多です。なので、植毛をやりたい場合はこの会社が選択肢に入らないことはまずありません。

へー、そうなんですね。ちなみに「手術実績」が業界最多っていうのは、なにか良いことでもあるんですか?

まとめ

ありがとうございました。振り返ってみると、植毛ってやっぱり優れている感じがしますね。

そうですね。ホントに今がチャンスだと思いますよ。植毛もようやく認知度が上がってきて、一般の人でも手が届く技術になってきたんで。

ですよね……自分の毛がまた生えてくる、常識的に考えておかしいですからね……。

まあ植毛とかAGAとかに関係なく、しっかりとした調査を怠ったら騙されてしまうんで気をつけてください。育毛剤とかヘアサロンとか、効果に疑問が残るサービスは多いですから。そこは忘れたらダメですよ。

分かりました。ありがとうございました!

育毛剤は効果がない

タカシ

育毛剤は効果がないって聞いたことがありますが、AGA治療も人によって効果がまちまちなんですね。

プニ子

はい。医薬部外品の育毛剤などはほとんどデタラメなものばかりです。実際に私がクリニックで働いていたときには、市販の育毛剤やヘアサロンで泣き寝入りしていた患者さんがたくさん来ていました。この薄毛業界は人のコンプレックスや弱みに漬け込んでかなりヒドい商売をしています。

AGA治療はその点の心配ないのですが、効果が人によって違うという、もしくは人によっては効果が全くないというのはどうしても避けられない現実なんです。これから一つずつ比較して検証していきますが、やっぱり効果が確実で、副作用の心配や恐れがないのは自毛植毛だけなんですね。

まだまだ自毛植毛の知名度が低いので、自毛植毛のメリットがあまり知られていないのが残念です。

タカシ

自毛植毛に効果があることは分かりました。植毛の効果について詳しく教えてください。

植毛がAGAや育毛剤よりオススメな理由まとめ

植毛のメリットは100%確実な効果が得られることと、薬の副作用がないことです。またAGA治療はお薬で抜け毛を減らして薄毛を改善していくので、お薬をやめたら元に戻ってしまいます。副作用などを感じてプロペシアやミノキシジルを飲むのを止めると再び薄毛が進行してしまいます。また効果についても、かなり薄毛が改善する人と、薄毛の改善が見られない人に別れてしまい、その確率は半々くらいです。また、AGA治療の場合は、薄毛が改善したと言っても希望通りの状態までいかない場合や、気になる場所に髪の毛が生えてくるという確証はありません。AGA治療は気になるところをピンポイントで治すことはできないので、期待とは違ったという患者さんが多いのも事実です。

植毛の場合は髪の毛を植えたい場所に好きな毛量だけ髪の毛を植えられるので、自分の思い通りの髪型を作れるようになるし、頭皮が見えて気になっている部分も昔のように元通りに戻すことができます。生え際、頭のてっぺんなども思い通りに髪の毛を増やすことができるのは自毛植毛だけなのです。

なお他の章でも触れますが、医薬部外品の育毛剤(chapup.bubuka,)などインターネットで販売されている商品には薄毛を改善する根拠がない商品です。薄毛に効果がないだけでなく薄毛進行することもあるので、使用はやめましょう。

⇨本当に効果がある育毛剤は?chapup、bubukaなど人気の育毛剤の嘘を検証